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ファクタリングコラム

高い?安い?診療報酬ファクタリングの手数料について

ファクタリング

2022年12月26日

診療報酬ファクタリングの概要

診療報酬ファクタリングとは?

診療報酬ファクタリングとは、医療機関が有する診療報酬債権をファクタリング会社へ売却することで資金を調達するファイナンススキームです。
病院や診療所などの医療機関は通常、日々の医療行為に関して毎月レセプトを集計し、国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金に診療報酬の支払いを請求しています。

通常は月締めのレセプトを請求後、翌々月20日頃に医療機関の銀行口座へ診療報酬が振り込まれます。
その間、約50日間のタイムラグがあるのですが、診療報酬ファクタリングを使えば診療報酬債権の額が確定した直後に売却して現金化できるので、医療機関にとっては資金繰り的にプラスなスキームなのです。

診療報酬ファクタリングの流れ

では、診療報酬ファクタリングの流れはどうなっているのでしょうか。一般的には、以下のプロセスを辿ります。

1.債権譲渡契約の締結
まず、医療機関とファクタリング会社が債権譲渡契約を締結します。これにより、医療機関が有する診療報酬債権がファクタリング会社へ譲渡されます。

2.債権譲渡通知
次に、国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金に対し、医療機関とファクタリング会社の連名で債権譲渡通知が行われます。これにより、債権報酬の支払い先がファクタリング会社へ変更されます。

3.診療報酬の請求
債権譲渡後も、医療機関は国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金に対し、毎月の診療報酬の請求を行います。

4.診療報酬の買取
一方、確定した診療報酬をファクタリング会社が買取り、医療機関へ買取代金を支払います。

5.診療報酬の支払い
国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金は、期日にファクタリング会社へ診療報酬を支払います。

6.手数料・差額などの精算
診療報酬支払後、手数料や差額などの精算が行われます。

以上のプロセスを毎月行ってゆくイメージです。

診療報酬ファクタリングと売掛債権ファクタリングの違い

ところで、診療報酬ファクタリングとは別に、売掛債権ファクタリングという言葉も良く聞きます。
診療報酬ファクタリングと売掛債権ファクタリングの違いは何でしょうか?

答えは、診療報酬ファクタリングと売掛債権ファクタリングとは、ニアリーイコールつまりほぼ同じです。
診療報酬は売掛債権の一種であり、診療報酬ファクタリングは、売掛債権ファクタリングの一種であるからです。
売掛債権ファクタリングという母集団の中に診療報酬ファクタリングが存在していると考えるとわかりやすいでしょう。

なお、ファクタリングとは「売掛債権の買取り」という意味であり、売掛債権を担保にした売掛債権担保融資ではないことにご注意ください。
ファクタリングは融資ではありません。

診療報酬ファクタリングの手数料が安い理由

一般的に診療報酬ファクタリングは、数ある売掛債権ファクタリングの中でも比較的手数料が安いと言われています。なぜでしょうか。

債権回収の確度が高い

第一の理由は債権回収の確度の高さです。
診療報酬ファクタリングでは通常、国民健康保険団体連合会や社会保険診療報酬支払基金に対する診療報酬を買取ります。
診療報酬とは、半ば公的保険機関に対する売掛債権であり、回収不能などの事故が起きる可能性が限りなくゼロに近い債権です。
リスクが低い分、手数料などでプレミアムを付加する必要がないのです。

毎月安定して買取れる

また、売掛債権を毎月安定して買取れることも手数料が安い理由です。
多くの医療機関では、毎月一定の患者がリピートし、安定した売上を確保しています。
売上が突然ゼロになるというリスクも少なく、ファクタリング会社からすれば毎月一定の金額を買取れる優良顧客なのです。

事務手続きが簡単

さらに、事務手続きが簡単なのも手数料が安い理由です。
通常の融資の場合、資金の出し手側では融資審査や事務手続き、特に担保を設定する場合など相応の手続きが必要になります。
一方、ファクタリングではそうした事務手続きが必要なく、比較的簡単です。それゆえ、その分コストを抑えることが出来るのです。

診療報酬ファクタリングの手数料相場

では、実際の診療報酬ファクタリングの手数料相場はどうなっているのでしょうか。具体的に事例を挙げて見てみましょう。

クレジットカード系A社

クレジットカード系ファクタリング会社A社では、業歴1年以上で支払基金からの月間平均支払額が500万円以上、かつ請求額と支払額の乖離率が5%以内の医療機関の場合、初期費用無料、買取手数料0.6%から、買取率請求額の最大100%となっています。
また、事務手数料と解約手数料がいずれも無料となっています。買取月数は、請求済み債権1-2カ月分と短めです。

独立系B社

独立系ファクタリング会社B社では、買取手数料譲渡額の0.25%から1.0%、買取金額上限最大5ヶ月となっています。
なお、B社の場合、買取手数料とは別に、内容証明・書留郵便代、銀行振込手数料、弁護士費用などの諸費用が必要です。
また、契約に際しては連帯保証人も必要です。

独立系C社

独立系ファクタリング会社C社では、買取手数料譲渡額の0.8%から、初回手数料5,000円、月額利用料2,000円となっています。
また、審査料、更新料、解約違約金のいずれも無料となっています。

手数料が安いファクタリング会社にご注意を

診療報酬ファクタリングを行う会社は世に数多くありますが、その中の少なくない会社が手数料の安さをアピールしています。
診療報酬ファクタリングを利用する側にすれば、手数料は安いに越したことはないのですが、手数料が安いファクタリング会社を利用する際には、いくつか注意するポイントがあります。

ファクタリング会社選定のポイント

では、実際にファクタリング会社を選ぶ際のポイントは何でしょうか。以下にまとめてみます。

手数料以外にかかる費用

ファクタリング会社を選ぶ際に手数料にまず注目するのは当然ですが、手数料以外にかかる費用にも注目する必要があります。
具体的には審査料、初期費用、事務手数料、月額費用、契約更新手数料、解約費用などです。
また、業者によっては内容証明・書留郵便代、銀行振込手数料、弁護士費用などを請求する業者もあり、注意が必要です。

振込のスピード

振込のスピードも注意するポイントです。診療報酬ファクタリングの振込スピードは、会社によって2営業日から20日程度と、かなりのばらつきがあります。
いくら手数料が安くても、振込に時間がかかるようでは問題です。

買取率

買取率も注意するポイントです。買取率は100%を謳っている会社もあれば、85%程度に設定している会社もあります。
ファクタリングを利用する側とすれば、特に資金繰りが厳しいケースでは、可能な限り多く買取って欲しいところです。

契約期間

契約期間も会社によってばらつきがあります。
多くの会社が1年程度に設定していますが、ほとんどの場合、途中解約すると違約金が発生します。
特に短期のファクタリング利用を想定しているケースでは、契約期間が相応に短い会社を選ぶ必要があります。

連帯保証人

また、会社によってはファクタリング契約の締結に際し、連帯保証人を求めるところもあります。
特に資金繰りや経営状況があまり良くないケースでは、代表者などを連帯保証人にするのはリスクが大きいです。
可能であれば連帯保証人を求めない会社を選びたいところです。

診療報酬ファクタリングは買速で

ところで、数あるファクタリング会社の中でも、筆者は特に買速をお勧めしています。以下にその理由を挙げます。

手数料以外に費用がかからない

買速をお勧めする最大の理由は、手数料以外に費用がかからない点です。
上述したように、多くのファクタリング会社は手数料以外の名目で費用を請求してきます。
そうした費用をトータルすると馬鹿にならない金額になるケースもあります。
買速であれば「その他の費用」がまったくかからないので安心して利用できます。

審査のスピードが速い

審査のスピードが速いのも買速をお勧めする理由です。
ファクタリング会社によっては申込から審査結果まで数日から数週間程度かかるケースがあります。
買速であればオンラインで申し込みができ、審査結果まで〇営業日と業界最速水準の速さです。
特に急な資金が必要といったケースでは、買速は打ってつけでしょう。

振込のスピード

振込のスピードが速いのも買速をお勧めする理由です。
上述した通り、振込のスピードは会社によって違いますが、中には20日もかかる会社もあります。
買速であれば申込から最短〇営業日内の振込と、これも業界最速水準の速さです。
申し込みからすぐに振り込みを行えるのは、ファクタリング会社としての買速の最大の強みのひとつです。

診療報酬ファクタリングの手数料についてのまとめ

以上、ファクタリング手数料の話題を中心に、診療報酬ファクタリングについて解説しました。
診療報酬ファクタリングについては、新型コロナウィルスのパンデミックの影響などもあり、業績が悪化した医療機関を中心に利用するケースが増えているようです。
一方、ファクタリング会社の中では医療機関の無知を逆手にとり、高額な手数料を請求したり、代表者の連帯保証を求めたりするケースも少なくないようです。
診療報酬ファクタリングを利用する際には、上述したポイントを参考に、慎重にファクタリング会社を選ぶよう心掛けて下さい。

 

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