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ファクタリングコラム
2023年2月14日
目次
補助金・助成金とファクタリングには共通点はなさそうですが、資金調達方法として活用できるという点は共通しています。
またこれらの資金調達方法は併用できるだけでなく、ファクタリングを上手く活用することで補助金・助成金を受給しやすくすることも可能なのです。
この記事では補助金・助成金とファクタリングの概要から、受給に向けてのファクタリングの活用方法まで解説します。
補助金・助成金は政府や自治体が行っている制度であり、ファクタリングは売掛債権を売却し現金に変える資金調達の方法です。
多くの方はそれぞれの資金調達法についてフワッと知ってはいても他者に説明できるほどではなく、メリットやデメリットについてもあまりご存知ではないのではないでしょうか?
まずは各資金調達方法の概要とメリット・デメリットを知りましょう。
補助金も助成金も「国や地方自治体によリ支給される返済不要のお金」という点は共通ですが、大きな違いは取り扱っている機関と受給するまでのハードルにあります。
はっきりと分かれているわけではないのですが、補助金は主に経済産業省や地方自治体が取り扱っており、助成金は主に厚生労働省が取り扱っています。
受給に関しては、助成金は指定された受給要件をクリアすることができれば、ほぼ確実に支給を受けることができます。
対して補助金は審査が行われることがあり、受給要件をクリアしていても受給できると決まっているわけではないのです。
また補助金は募集期間があまり長くはなく、先着順や抽選によって受給者が決まることもあります。
メリット
・返済の必要がない
・実績を得ることができる
デメリット
・全額支給でないことや後払いが多い
・手続きに手間と時間がかかる
補助金と助成金を利用して資金調達を行う最大のメリットは、「返済不要」であることで間違いありません。
また受給するには要件をクリアしたり審査通過する必要があることから、受給できたという実績が融資の審査などでも好影響を与えてくれる可能性もあります。
しかし多くが「後払い」で、支給額に上限や補助率・助成率が決まっていることも多く、ある程度の資金を持っていない場合は利用しにくいというデメリットもあります。
また支給までにかかる時間と手間はある程度覚悟しておかなくてはなりません。
ファクタリングは「売掛債権買取業務」とも言われ、売掛債権を売却して現金と変える資金調達方法です。
売掛先に対してファクタリング利用に関する通知を行う3社間ファクタリングと通知を行わない2社間ファクタリングという2つの契約方法が選べることや、売却する債権の選択をすることができることなど助成金などと比べて自由度の高さが特徴の1つです。
メリット
・即日など素早い資金調達が可能
・融資ではないので負債にならない
・自社の経営状況の審査への影響が小さい
デメリット
・債権の額以上の資金調達はできない
・手数料の相場が幅広い
最短即日で資金調達が可能であることと売掛先の信用力が高ければ審査通過が難しくないことから、ファクタリングは中小企業や個人事業主様に向いている資金調達方法だと言われています。
また融資ではないことから、利用しても債務超過などの恐れがなく、担保・保証人も不要で、原則的に売掛先が倒産した場合などでも遡及義務がないこともメリットとなります。
しかし補助金や助成金のようにメリットもあればデメリットも存在しており、手数料がファクタリング会社次第であることや、手数料がいくら低くとも債権の額面以上の資金調達ができないことには注意が必要です。
ファクタリングと補助金・助成金の間には特に関係はなさそうに感じますが、ファクタリングを活用することで補助金や助成金を受給できるチャンスを大きくすることが可能です。
今まで中々受給することができなかったという企業様も、手元にある売掛金を売却することで補助金や助成金が受給できるようになるかも知れません。
補助金や助成金は受給要件を満たすことができていても、すぐに資金が受け取れるわけではなく経費を一旦支払う必要があることが少なくありません。
その際の自己資金の調達先として中小企業が利用しやすい審査基準であるファクタリングは非常に役立ちます。
また補助率や助成率が決められている場合、自己資金を増やすことで支給される額を大きくできる可能性もアップします。
補助金の受給には審査があることが多いのですが、財務体質が悪化しているとなると企業としての評価が低くなり審査通過も難しくなってしまいます。
しかし融資ではなく負債を増やすこともないファクタリングを活用すれば、貸借対照表のスリム化を行うことも可能となり財務体質の改善も期待できるのです。
補助金や助成金の受給を希望しても、税金などの滞納がある場合には受給できる可能性は低くなります。
しかし税金を滞納している企業は融資の審査に通過するのも難しく、この状況を変えるのは容易ではありません。
しかしファクタリングは多少の赤字経営や税金の滞納があっても利用可能ですので、債権を現金化して得た資金で税金の滞納を解消することが可能です。
もしファクタリングの利用が補助金や助成金の受給に悪影響を及ぼすのではと心配されているのであれば、そのような心配は全くの無用です。
自己資金をファクタリングによって確保したとしても何ら問題はなく、報告義務などもありません。
また融資のように負債額を増やすことがなく財務状況に悪影響を及ぼす心配もないことから、併用するデメリットも特にありません。
補助金や助成金は返済不要であることから、受給要件を満たせるのであれば積極的な利用をおすすめします。
そして自己資金の問題や受給までの期間の資金繰りを解決するためにはファクタリングが役立ちます。
手元にある売掛金を活用して、補助金や助成金の受給による資金調達を成功させましょう!
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