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ファクタリングコラム

ファクタリングの審査は「激甘」?!本当に激甘な場所は危険度が高い!

ファクタリング

2022年7月8日

ファクタリングに関する情報発信を行っているサイトの中には、ファクタリングの審査を「激甘」と評している場所があります。本当に審査が激甘であれば多くの企業が利用しやすいのは事実ですが、売掛債権を利用した資金調達方法が激甘と言われるほど緩い基準で利用できることに不安を感じてしまう企業様も少なくはないかも知れません。本稿ではファクタリング審査は本当に「激甘」なのか?さらになぜ「激甘」と言われることになるのかなどを解説させていただきます。

ファクタリングの審査は「激甘」なのか?

まず「激甘」とファクタリングの審査が評されるのは、どのような意味合いなのでしょうか?これは「融資を含めた他の資金調達方法が利用できなかった企業も利用できる可能性が高い」ということを「激甘」という言葉で現している可能性が高いと考えられます。実際に融資の審査に落ちてしまった企業が、ファクタリングでは資金調達に成功しているという例は数多く見つかります。多くの企業が利用できることを「激甘」と呼ぶのであれば、それはある意味では間違いではないかも知れません。

審査は適切に行われるから「激甘」ではない

もしファクタリングの審査そのものを「激甘」と呼んでいるのであれば、これは正しくはありません。なぜなら売掛債権の買取りを業務として行っているファクタリング会社は、買取った売掛債権が無事に回収できないとなれば大きな被害を受けてしまう危険があり、そのようなリスクを高めることになりかねない激甘な審査を行うわけがないからです。ファクタリングによる債権売却に申込んだ際にもファクタリング独自の基準によって適切に審査が行われます。その審査基準は緩いという意味での激甘では決してありません。

「激甘」ではなく「融資より中小企業向きの審査基準」

ファクタリングは中小企業や個人事業主に向いている資金調達方法と呼ばれており、実際に利用している多くが中小企業や個人事業主です。そして比較されることが多い金融機関からの融資の審査基準と見比べた場合、ファクタリングは中小企業などにとって審査通過しやすい審査基準となっているのです。激甘と言われることのあるファクタリングの審査は、正しくは「融資より中小企業向きの審査基準」なのです。

融資とファクタリングの審査基準の違い

融資とファクタリングは資金調達方法として、そもそも大きな違いがあります。融資が金融機関から資金の借入を行うのに対して、ファクタリングは売掛債権の売買契約によって現金化を行う資金調達方法です。この違いが審査基準に大きな影響を与え、ファクタリングと融資の審査基準に激甘と言われるほどの差を発生させているのです。

融資の審査での重要ポイント

金融機関から融資を受けるためには、借入を行う企業が「返済能力」があることを示さなくてはなりません。そのためには決算書などを用いて経営状況が健全であることを示したり、無理のない返済計画や将来性を認められたりする必要があります。これは中小企業や個人事業主にとって容易とは言えず、金融機関からの融資を受けるのは規模の大きくない企業にとっては難しいと言われる理由ともなります。

ファクタリングの審査での重要ポイント

ファクタリングによる債権現金化を行うためには、債権回収に関するリスクが低いと評価される必要があります。そして債権の支払いを実行するのは売掛先に該当する企業であり、ファクタリングの利用申込みを行った企業ではありません。ですから審査では売掛先の信用情報が重視されることになります。売掛先の事業が安定しており十分な取引実績があれば、ファクタリングによる債権の現金化は難しいことではありません。

融資は「申込者」、ファクタリングは「売掛先」が主な審査対象

融資とファクタリングの審査の大きな違いは、主な審査対象が融資は資金調達を希望する企業であり、ファクタリングは売掛先となるという点です。この違いが融資の審査に通過できなかった企業もファクタリングなら利用可能という状況を実現させているのです。

ファクタリングの審査が「激甘」と言われる理由

融資とファクタリングには審査対象に大きな違いがありますが、それだけで「激甘」と言われる理由になるのかと疑問に思われるかも知れません。審査が適切に行われているファクタリングが激甘と評されるのには、これからご紹介するような理由も大きく影響しているようです。

赤字経営や税金滞納中でも利用できるから

ファクタリングは売掛先の情報を慎重に調査し、信用力が高いと判断されれば高確率で利用することができます。逆に支払いに直接関与することがないファクタリング申込者に関しては経営状況などが大きな影響を与えることがなく、例え赤字経営や税金滞納中であっても資金調達に成功できる可能性が高いのです。融資の場合では利用が難しい赤字状態などでも利用できることが、「激甘」と言われる理由の1つになっていることは確かです。

即日資金調達も可能だから

銀行融資を含めて多くの資金調達方法は、実際に現金を手にするために数カ月など長期間が必要になることも珍しくはありません。対してファクタリングの場合は、最短即日での資金調達も可能であり、スムーズな資金繰りの実現に非常に有効です。しかしこのスピード感が、激甘審査だからこそできるという間違ったイメージに繋がっている可能性は否定することはできません。

必要書類が少なく担保も保証人も不要だから

中小企業や個人事業主に対しての融資を積極的に行っている日本政策金融公庫は、資金調達を行う際には頼りになる存在の1つです。ですが日本政策金融公庫は手続きに数多くの書類提出が必要であり、書類作成や準備の負担はかなり大きくなってしまいます。

ファクタリングを利用する際にも書類の提出は求められますが、「免許証などの本人確認書類・売掛債権の存在を示す請求書などの書類・取引実績の証明となる口座の通帳コピー」など準備も容易で数少ない書類だけで済むことが珍しくはなく、融資ではないことから担保や保証人も不要です。この手間の少なさや利用に関してのハードルの低さも、ファクタリングは激甘というイメージに繋がっているようです。

「利用しやすさ」が「激甘」と言われる大きな理由

事業者向けの資金調達方法は融資以外にも幾つかの選択肢が考えられるはずですが、ファクタリングはその中でも特に中小企業や個人事業主にとって利用しやすい資金調達方法です。利用しやすさは本来では「激甘」という意味ではないのですが、実際にはそう表現されてしまう大きな理由となっているようです。

激甘ではないファクタリングの審査内容

売掛債権の売買契約として適切な審査が行われているファクタリングは、売掛先の審査に関しても決して「激甘」ではありません。ここからは審査で問われる具体的な内容をご紹介します。この内容を知り対応することができれば、激甘と呼ばれることもあるこの資金調達方法で、さらに審査通過の確率を高めることができるようになります。

売掛先の信用情報を調査

ファクタリングの審査での最重要ポイントは「売掛先の信用力」の高さです。信用調査会社の情報などを参考に、債権の支払いを行う能力や過去の金融事故の有無などによって信用力は判断されます。一般の企業が売掛先の信用力を正確に判断するのは難しいかも知れませんが、経営状況が安定していると思われる取引先の債権を選ぶなどすることで、審査通過の確率は高まり好条件での債権売却も近づくはずです。

売掛金の支払い実績を確認

債権の支払いを行う能力があるとしても支払いの遅延などを度々起こしている企業は、いくら激甘と言われることがあるファクタリングであっても審査に通過できる確率は低くなってしまいます。支払い実績は取引に使用されている口座の通帳コピーによって調査されますが、取引が定期的に行われ支払いの遅れがない取引先は高い評価が得られ、安い手数料が設定される期待も高まります。

支払日までの残り日数を考慮

売掛金の決済日までの残り日数が2ヶ月を超える場合には、審査にあまり良くない影響を及ぼす可能性があります。決済日が近いほどファクタリング会社にとっての債権回収リスクは低くなると判断されますので、資金調達成功の確率を高めたいとお思いであれば、支払いが行われるまでの残り日数が少ない債権を選ぶと安心感が向上します。

債権の額によるリスクや利益を判断

ファクタリング会社にとって、売掛金の額は買取りを行う際の手間やコストにはあまり影響しません。そして少額の売掛金よりも高額売掛金の方が買取りを行った際の利益は大きくなりやすいものの、回収不能になった際のリスクは額面が大きくなるほどに高まります。どの程度の額になると買取りが慎重になるかはファクタリング会社次第ですが、買取対応可能と公表している額を超えない、下回らない額の売掛金を選ぶことで買取りが実行されやすくなります。

激甘審査と油断するのはリスクあり

幾つかのサイトで見ることができる「激甘」という言葉を真に受けてしまい、油断してファクタリングを利用しようとしてしまうのは、資金調達に失敗する確率を高めることになりかねません。多くの企業にとって利用しやすい資金調達方法であるファクタリングであっても、激甘と考えてしまわず可能な限りの準備をして申込むことが大切です。

激甘審査のファクタリングを利用する危険性

ファクタリングは中小企業向きの審査基準であり、決して激甘ではないことをここまで解説させていただきましたが、中には本当に激甘な場所も存在しているようです。しかし激甘なのにはそれ相応の理由があり、激甘なファクタリング会社を利用するということは、大きなリスクを背負ってしまうことになりかねないのです。

高額な手数料の請求

債権を売却する際に必要となる手数料は、ファクタリング会社が債権回収を行うリスクに大きく左右されます。激甘で利用できるファクタリング会社は、大きなリスクを背負う確率が高まるものの、「高額な手数料請求」を行うことでバランスを取ってくる可能性があります。激甘な審査と引き換えに高額な手数料を請求されてしまっては、現金化を行うメリットは大きく低下してしまうかも知れません。

様々な諸費用が求められる

手数料自体は妥当な範囲に感じられたとしても、激甘なファクタリング会社は「その他の諸費用」という形で多くの費用請求を行ってくる可能性があります。使途不明の手数料請求は悪質ファクタリング会社の手口の1つであり、特に激甘な審査を行う場所は、様々な諸費用の請求を行ってくる危険性が高くなります。

融資に該当する契約内容

激甘で売掛金の売却ができるファクタリング会社であっても、債権回収不能になるリスクを利用者側に転嫁できればファクタリング会社にとってのリスクは回避可能となります。審査の激甘な場所では、債権の買い戻しや売掛先が倒産した際の保証を求められる危険があります。このような契約条件は実質的に融資に該当することになりますので、契約内容が融資と判断されるかどうかを慎重に判断することも大切です。

ファクタリングは「激甘」ではなく「中小企業向き」の資金調達方法

幾つかのサイトで解説されている「ファクタリングは激甘」という言葉は正しくはなく、「中小企業向きの審査基準」であることを正しく理解することで資金調達成功は近づきます。ファクタリングが多くの企業にとって利用しやすい資金調達方法であることは事実であり、資金繰り改善に活用していただくことには何ら問題はありませんので、是非ご利用をご検討ください。

 

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