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ファクタリングコラム

ファクタリングによる資金調達のやり方!基礎知識から手順や注意点も解説

ファクタリング

2022年7月20日

融資による資金調達が難しいと言われる中小企業や個人事業主も利用しやすく、急ぎで現金が必要な時にも頼りになるのが「ファクタリング」です。ファクタリングによる資金調達のやり方は決して難しくはないのですが、注意点も存在していないわけではありません。本稿ではファクタリングの基礎知識から資金調達のやり方、そしてやり方の流れに沿いながら注意点の解説をさせていただきます。

「ファクタリング」の基礎知識

ファクタリングによる資金調達のやり方を解説する前に、この資金調達方法についての基礎知識をご紹介します。全ての企業にとって大切な資産である売掛債権を売却し、ファクタリングによる現金調達に成功するためには、やり方だけでなくメリットや注意点を含めた知識を身に着けておくことも大切です。

「ファクタリング」って何?

ファクタリング(Factoring)は「決済日前の売掛債権などを、手数料を徴収して買取るサービス」のことを指します。同様の説明は金融庁のサイト上でも行われており、「売掛債権の売却による現金化」が一般的なファクタリングサービスであると考えていただいて問題ありません。法的には「債権の売買(債権譲渡)契約」に該当し、融資とは全く違う資金調達方法となります。

利用対象となるには?

基本的には「決済日前の売掛債権」を保有してさえいれば、ファクタリングの利用対象となることができます。一部のファクタリング会社では買取対象を法人に限定していたり、設立してから1年以上など運営歴を条件に含めていたりすることもありますが、割合としては多くはありません。売掛債権の発生が考えにくい設立前の企業の開業資金調達には向きませんが、事業を行っている多くの企業は会社規模を問わず高い確率で利用対象となることが可能です。

法的に認められている?

債権売却のやり方も難しくはなく利用対象となることも容易なファクタリングは、「危険な資金調達方法」のように語られてしまうことがあります。しかし現実としてファクタリングは、金融庁によって「事業者の資金調達の一手段」と認めています。さらに債権が譲渡できることを示した民法第466条や売買契約の成立条件を記した民法第555条が法的根拠となります。つまり売掛債権を正しいやり方で買取る行為に違法性はなく、法的にも認められているのです。

資金調達に活用するメリットは?

・債権の早期現金化ができる
・最短即日など素早く資金調達が行える
・赤字など経営状況が芳しくない企業も利用可能
・償還請求権が原則なく貸倒れ対策に利用できる
・負債を増やさず貸借対照表のスリム化にも役立つ

上記したのはファクタリングを資金調達に活用することで得られる代表的なメリットです。銀行融資など金融期間からの借入と比較して審査通過しやすく短期間で債権が現金化できるなど、特に中小企業や個人事業主にとって利用価値が高いと言えます。そんなファクタリングは正しいやり方で手続きを行い契約することで、資金繰り改善に大きく役立ちます。

知っておくべき注意点はある?

・買取手数料は法律などで制限されない
・ファクタリングを装い違法貸付を行う闇金融が稀に存在する

融資を受けた際の利息に大きく影響する金利は利息制限法などで上限が規制されていますが、ファクタリングには手数料を規制する法律はなく、手数料が妥当な額であるかを利用者側が判断する必要があります。また稀ではあるものの、担保や保証人を求めるなど貸付けに該当する契約を無許可で行う闇金融が存在しており、被害を受けないように金融庁も注意喚起を行っています。しかし高額な手数料請求や貸付けに該当する行為を無許可で行う悪質ファクタリング会社と出会う確率は低く、恐れ過ぎる必要はありません。

ファクタリングのやり方(手順)と注意点

ここからはいよいよファクタリングのやり方として、手順とそれぞれの注意点を解説させていただきます。やり方としては全部で5ステップとなりますが、どれも複雑な点はなく初めてファクタリングによる資金調達を行うという経営者様も、それほど構えていただかなくとも大丈夫です。

やり方(手順)その1「申込み」

ファクタリングによる資金調達のやり方の第1ステップは「申込み」です。インターネットなどを活用し申込先を絞り込んだ後は、手続きを開始しましょう。申込みの方法としては来店・郵送・電話などの選択肢も考えられますが、手続きの利便性の高さで選ぶならばメールやサイトからの手続きなど、「WEBを活用した申込み」がおすすめのやり方となります。

やり方1「申込み」の注意点

申込みそのものは、電話や来店の場合はファクタリング会社の担当者からの質問に順番に答えたり記入したりするだけでOKです。メールやサイトの専用フォームを利用する場合も、指定された項目を記入または選択していくだけで大丈夫ですので、特に心配する必要はありません。申込みは焦って行わず、利用するに値する安全に利用できるファクタリング会社かの判断を行うことが大切です。

やり方(手順)その2「書類提出」

申込みが完了した後には、ファクタリング会社から申込み内容に関するヒアリングや手続きに関する説明がメールや電話などで行われることがあります。これらはファクタリング会社側の主導となり、利用者側としてのやり方の2ステップ目は「書類提出」となります。書類の提出方法も来店・郵送・WEBでのアップロードやメール添付の選択肢がありますが、
どのやり方が利用できるかは申込先次第となります。

やり方2「書類提出」の注意点

ファクタリングは金融機関からの借入と比較して提出書類も少なく手続きの負担が少ないと言われます。しかし必要書類は申込先によって違い、銀行系と言われるファクタリング会社では、決算書など融資を利用する際に近い書類が必要になる可能性もあります。逆に独立系と呼ばれる金融機関が関係しないファクタリング会社の場合では「身分証明書・請求書・通帳コピー」などの少ない書類で利用できる場所も存在しています。また書類提出が遅れると資金調達にかかる時間が長引く原因となりますので、可能な限りスムーズな提出を心がけてください。

やり方(手順)その3「審査を受ける」

必要書類の提出が終われば審査へと進みますが、ファクタリングへ申込んだ企業が特に何かをする必要はありません。しかし審査前に面談が行われる可能性もありますので、その際には対面となるのかZOOMなどを活用したやり方も可能なのかなど、面談のやり方の選択肢も確認しておくと安心です。

やり方3「審査を受ける」の注意点

審査を受けること自体には特別なやり方があるわけではないものの、審査通過の確率を高めたいとお思いであれば「審査で高い評価を得られやすい売掛先の債権を選ぶ」というやり方があります。ファクタリングは売掛先の信用力を重視した審査を行いますので、安定した経営を行っており取引実績も豊富な売掛先であれば、資金調達に成功できる確率が高まり、好条件での契約も期待できるようになります。

やり方(手順)その4「契約手続き」

無事に審査に通過できていれば、資金調達前の最終段階である「契約」へと進みます。契約のやり方も対面や郵送などの選択肢が考えられますが、現在は申込から契約までの手続き全てがオンラインで行える「クラウドファクタリング」が利用できる場所も増えてきています。クラウドファクタリングが利用可能であれば、全国どこからでも気軽に債権売却ができることになります。契約が完了すれば、債権の買取が実行され現金化が行われます。

やり方4「契約手続き」の注意点

契約を行う際には「契約内容」をしっかりと読み込むことが大切です。その際には手数料や諸費用などお金の面だけでなく、償還請求権の有無を含めて「融資に該当する契約方法ではないか?」という点にも注意して確認を行うのが正しいやり方となります。一般的なファクタリングは融資と全く違う契約内容であり、貸付けに該当する行為は貸金業を行う許可が必要になります。ファクタリングを装いながら違法な貸付を行う闇金からの被害を受けないためにも、契約内容の確認は慎重に行ってください。

やり方5(手順)その5「支払い」

売掛債権の現金化が終われば資金調達としては完了したと言えるかも知れませんが、債権の代金をファクタリング会社に支払うことで取引そのものも完了となります。支払いのやり方は、契約方法によって違います。売掛先への通知を行わない2社間ファクタリングでは、債権売却を行った企業が一旦代金を受取ります。売掛先の通知を行う3社間ファクタリングの場合は、売掛先からファクタリング会社へ直接支払いが行われるのが基本です。

やり方5「支払い」の注意点

2社間ファクタリングの場合は、売掛先からの決済が終わればスムーズにファクタリング会社へ代金の受け渡しを行う必要がありますが、3社間ファクタリングでは債権の買取が終わった時点である意味では取引終了となります。しかし3社間ファクタリングでは支払いの手間を売掛先にお任せすることにもなりますので、ファクタリングの利用に関して理解がある売掛先を選ぶことが大切です。

やり方(手順)は各社同じではない

ここまでにご紹介した手続きのやり方は、あくまで一例とお考えください。全てのファクタリング会社が同じ手続きの進め方で利用できるわけではなく、申込先のやり方に合わせて債権売却を行っていくことになります。やり方に関しても質問などあれば、後回しにせずに適時確認するようにしてください。

ファクタリングによる資金調達のやり方は難しくはありません

資金調達にファクタリングを利用することで、企業の資金繰りに早さと利便性の高さが加わることになります。債権を現金化するまでのやり方も決して難しくはありませんので、資金繰りを改善したいとお考えの企業様はファクタリングの利用をご検討されることをおすすめします。

 

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