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ファクタリングコラム

2社間ファクタリングと3社間ファクタリング

コラム

2024年3月11日

ファクタリングの契約形態には2種類あり、2社間ファクタリング3社間ファクタリングに分類されます。
それぞれどのような違いがあるのかメリットデメリットを比較しながら見ていきましょう。

2社間ファクタリング

2社間ファクタリングとは、お客様とファクタリング会社の2社間で契約を行います。

2社間ファクタリングの基本的な流れは以下となります。

 

①お客様と売掛先企業様との間に売掛債権が発生
②お客様がファクタリング会社に売掛債権を売却(ファクタリング契約)
③ファクタリング会社が売掛金から手数料を差し引いた額をお客様の口座へ入金
④ ✕
⑤支払期日までに売掛先企業様から入金された売掛金をファクタリング会社へ支払い

 
2社間ファクタリングの場合、債権譲渡通知の必要がないため売掛先企業様に知られずに資金調達が可能となります。

ファクタリングをご利用されるお客様は、近年増加の傾向ではあります。しかしまだまだ「ファクタリング」の知名度は低いです。
そのため、ファクタリングを利用するということは、売掛先企業様に「資金繰りが厳しいのではないか…」というマイナスな印象を持たれてしまう可能性もあります。
その印象から最悪の場合、取引停止になる可能性も否定できません。

ですが、2社間ファクタリングでは、お客様とファクタリング会社のみの契約になります。
よって、売掛先企業様との関係に支障をきたすことなく資金調達が可能となるのです。
以下、2社間ファクタリングのメリット、デメリットについてまとめました。

2社間ファクタリングのメリット

売掛先企業に知られることなく資金調達が可能

上でも述べたように2社間ファクタリングは売掛企業様の承諾を必要としない契約です。
もちろんファクタリング会社から売掛先企業に何かしらの連絡をすることもありません。
ですので売掛先企業様との関係性を気にすることなく資金調達が行えます。

資金調達までのスピードが速い

3社間ファクタリングと比べて契約にかかる人数と時間が減るので、その分速く資金調達することが可能になります。

償還請求権がない

償還請求権とは、売掛先が何らかの事情で売掛金を支払えなかった場合に、その債権を遡り直接請求できる権利のことです。
ファクタリングは原則償還請求権(ノンりコース)がありません。
なので、ファクタリングした売掛債権が万が一回収不能になったとしても、その損失はファクタリング会社が負うことになり、お客様が弁済する必要はないのです。

2社間ファクタリングのデメリット

売掛金をお客様からファクタリング会社へ支払わなくてはいけない

3社間ファクタリングと違い、売掛先企業からの入金を確認しファクタリング会社へ送金しなければならないので手間がかかります。

審査が通りづらい

上記したように2社間ファクタリングの支払いは、売掛先→お客様→ファクタリング会社とお客様がファクタリング会社へ入金しなければなりません。
お客様の使い込みや別の支払いに充てたなど売掛金未回収になる可能性もあり得ます。
ファクタリング会社は売掛金の未回収リスクを考慮して慎重に審査をする必要がある為3社間ファクタリングより審査が厳しくなります。

ファクタリング手数料が高くなる

上記したように2社間ファクタリングは売掛金の未回収リスクを伴います。
特に初めて利用されるお客様に関してはきちんと支払いをしてくれるという情報がありません。なので手数料もあらかじめ高めに設定されている事があります。
ですが、きちんと支払いを行い「このお客様なら大丈夫」とお客様とファクタリング会社の間に信頼関係が出来れば、2回目以降手数料を下げてくれるというファクタリング会社も多くあります。2社間ファクタリングは手数料の観点からみるとお勧めはできません。

大手や銀行系は2社間ファクタリングを提供していない

大手企業のファクタリング会社や銀行では基本的に3社間ファクタリングの取り扱いのみとなります。
また、一部のファクタリング専門会社でも2社間ファクタリングの取り扱いがない場合がありますので、2社間ファクタリングを希望される際は取り扱いがあるかの有無をHPやパンフレット等で確認しておきましょう。

3社間ファクタリング

3社間ファクタリングとは、お客様、売掛先企業様、ファクタリング会社での契約になります。

おおまかな3社間ファクタリングの流れは以下となります。

 

①お客様と売掛先企業様との間に売掛債権が発生
②お客様がファクタリング会社に売掛債権を売却(ファクタリング契約)
※ファクタリング審査の段階で、売掛先企業様にファクタリング契約の承諾を得る
③ファクタリング審査通過後、お客様、売掛先企業様、ファクタリング会社での契約を結ぶ
④ファクタリング会社が売掛金から手数料を差し引いた額をお客様の口座へ入金
⑤支払期日までに売掛先企業様が直接ファクタリング会社へ売掛金を支払う

 
3社間ファクタリングの場合、売掛先企業様にファクタリング契約を承諾してもらう必要があります。
そのため、3社間ファクタリングは2社間ファクタリングと比べると時間がかかってしまうデメリットがあります。

しかし、3社間ファクタリングはファクタリング手数料が比較的安いのがメリットです。
ファクタリングの利用を理解してくれる売掛先企業様でしたら、3社間ファクタリングでの契約がおすすめです。

3社間ファクタリングのメリット

ファクタリング手数料が安い

3社間ファクタリングは売掛先企業から直接ファクタリング会社へ売掛金を支払います。
一度承諾をとった売掛先企業からの支払いはほぼ確実と言え、ファクタリング会社にとっては売掛金の未回収リスクが低くなるのです。
よって2社間ファクタリングよりも手数料が低く設定されています。

審査が通りやすい

上記したように3社間ファクタリングは売掛金未回収リスクが低くなります。
リスクが減る分審査難易度も優しめになります。

支払いは売掛先企業が行うので手間がいらない

利用者(お客様)は売掛先企業からの入金を確認し、ファクタリング会社へ送金するという手間が省けます。
売掛先企業が支払ってくれるのを待つだけでいいのです。

3社間ファクタリングのデメリット

資金調達までのスピードが遅い

2社間ファクタリングに比べると、売掛先企業も契約に参加するので、それだけ審査に時間を要します。
したがって自動的に資金調達までにも時間がかかってしまいます。

売掛先企業に知られてしまう

何度も言いますが3社間ファクタリングは売掛先企業の承諾が必須です。
よって必然的にファクタリング利用が知られてしまいます。
売掛先企業との関係性に不安をお持ちでしたら2社間ファクタリングを選んだほうが無難と言えるでしょう。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのまとめ

今回は2社間ファクタリングと3社間ファクタリングにどのような違いがあるのか、それぞれのメリットとデメリットをご紹介しました。
どっちの方式にも良し悪しはあり、一概にどちらの契約方法がいいとは言えません。
あくまでお客様ご自身の状況を考えた上でファクタリング契約を選択するようにしましょう。

 

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