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ファクタリングコラム

ファクタリングはなんのために利用するの?

ファクタリング

2024年8月20日

ファクタリングは、売掛債権を支払期日よりも前に現金化するために利用します。法人・個人事業主が利用できる資金調達方法のひとつであり、融資と違い負債が増えることはありません。審査も融資にくらべて簡単で、自社の信用情報へ融資等の履歴を残したくない場合にも活用できます。
具体的に解説していきましょう。

なんのためにファクタリングを行うのか①支払期日前に現金化するため

ファクタリングをなんのために活用するのか、それは資産の現金化を早めるためです。
売掛債権は資産ではありますが、現金ではないため資金として自由に使用できません。ファクタリング会社に買い取ってもらい現金化することで、支払い期日前であっても資金として使用できるようになります。

売掛債権は現金を手に入れられるまでに時間がかかる

売掛債権とは将来的に金銭を受け取る権利のことで、具体的に次のような物を言います。

・売掛金
・受取手形
・電子的な金融債権(でんさい)

発行した請求書に基づき、指定の期日に支払いを行うと取り決めた物が売掛金です。売掛金を利用した取引は幅広い業種で行われています。
受取手形は売掛金と同様に、「将来的に金銭を受け取る権利」を表した物です。売掛金と違い約束手形などが発行され、現金を得るためには金融機関に取り立ててもらう必要があります。ただし紙の手形は2026年に廃止されると言われており、その代替案として「でんさい」への移行が始まっています。

受取手形は従来、その手形を現金へ換金できるまでに120日かかっていました。現在では支払い期日を60日以内とするように要請され、大幅に短縮されています。しかし請求書を発行してから手形を受け取るまでに売掛期間があることも多く、依然として現金を受け取るまでに多くの時間が必要です。

急な手形払いは資金繰りを悪化されるきっかけとなる

資金繰りが上手くいっていれば、現金化されるまでの期間が長くても問題ないでしょう。
しかし資金調達のバランスが崩れてしまうと、「売掛債権という資産は所有しているのに、現金が無いため支払いが困難になる」という事態におちいってしまいます。

とくに企業間では売上高(売掛金)の支払いに対して、次のような取り決めを行っていることがあります。

・一定金額未満は現金払い
・一定金額以上は手形払い

売上高が増えることは嬉しいことです。しかし企業間で決められた金額以上の売り上げになると、それまで現金払いだった取引先の支払いが、急に手形払いになることがあります。現金として受け取れるまでの期間が延びてしまうわけですから、その間の運転資金が足りなくなる可能性が出てきます。結果として、一時的な資金難におちいってしまうのです。
ファクタリングがなんのために存在しているのか。それは、こうした一時的な資金難に対応するためです。

なんのためにファクタリングを行うのか②融資以外の方法で資金調達するため

資金調達方法はファクタリング以外にもあります。ではその中で、なんのためにファクタリングを選ぶのでしょうか。それは融資を受けなくても済むようにするためです。

融資には問題点もある

融資を受けることは資金調達方法として一般的です。しかし問題点もあります。

・審査に通らない可能性
・融資実行までに時間がかかる

まず、融資を受けるためには審査を受けなければなりません。審査内容は会社の信用情報であったり、決算書の内容であったりとさまざまです。
とくに銀行融資の場合は、決算書の内容から事業の状況を厳しくチェックされます。評価次第では融資を受けられません。たとえば過去に消費者金融からの借り入れがある場合、経営状況が良くないと判断され審査に落ちてしまう恐れがあるのです。

「厳しい審査がある」ということは、審査に時間がかかるということでもあります。
つなぎ融資としてすぐに現金が欲しいのに、審査に何日もかかってしまっていては間に合いません。さらに信用力の問題から保証会社の保証付き融資を勧められた場合、銀行の審査だけでなく保証会社の審査も受ける必要が出てきます。
急いで資金調達したい時に銀行融資を活用するのは難易度が高いと言えるでしょう。

問題解決にはファクタリング

なんのためにファクタリングを活用するのか。それは先ほど述べた欠点を解決するためです。

銀行融資では信用情報や決算書の内容が重要であると述べました。とくに信用情報では、次のような情報が登録されていると、銀行融資を受けられる可能性が極端に下がります。

・借金を滞納した
・保証会社が契約者の代わりに返済をした(代位弁済)
・消費者金融からの借り入れがある
・短期間にローンやクレジットカードを複数申し込んだ

また、税金の滞納がある場合は銀行融資を受けられません。事業が赤字決算の場合にも審査を通過するのは難しいでしょう。

しかしファクタリングであれば、税金を滞納していたり赤字決算であったりしても利用できる可能性があります。それはファクタリングの性質上、ファクタリング利用者よりも、売掛金を支払う側(売掛先)の審査に重点を置くからです。

ファクタリングは本来売掛先が支払うべき金額を、ファクタリング会社が肩代わりして利用者に支払っている状態です。売掛債権の支払期日が到来した後、売掛先がその代金を支払わなければ、ファクタリング会社は損をしてしまいます。そのためファクタリング利用者の経営状況よりも、売掛先や売掛債権の信用度が重要視されるのです。

また、信用度の高い売掛債権とは具体的に次のような物を言います。

・売掛先の業績が良い
・売掛先の資金繰りに問題がない
・売掛債権の支払期日までの期間が短い
・ファクタリング利用者と売掛先の間にきちんとした取引実績がある

このような売掛債権を用意できれば、たとえ自社が融資の審査に通らないような状況であったとしても、ファクタリングを利用できる可能性が高くなります。

ファクタリングは即日で対応してもらえる可能性も

先ほど、融資では申し込みから融資実行までに時間がかかると述べました。
しかしファクタリングであれば最短で即日利用できる可能性もあり、急な資金調達にも対応できます。オンライン対応可能なファクタリング会社を利用することで、スムーズに、時間をかけることなく資金調達可能です。忙しい経営者の強い味方となることでしょう。

なんのためにファクタリングを行うのか③信用情報に登録されないため

事業を続けていく上で、いずれまた別の融資を受けたいと考えることがあると思います。その時にはまた審査を受けなければなりません。
審査項目である信用情報には、融資やローンの利用情報・審査落ちの情報が登録されます。信用情報に残る融資の履歴は、少ないに越したことはありません。借入回数が多いという事は、それだけ資金繰りが上手くいっていないと判断される可能性が高くなるからです。

そうは言っても、資金調達しなければ困ることもあるでしょう。そこで活用したいのがファクタリングです。ファクタリングは融資ではないので信用情報に履歴が残りません。今後の融資などに影響を与えることなく資金調達ができます。

なんのためにファクタリングを使うのかのまとめ

なんのためにファクタリングを利用するのか、それは大きく分けて次の3つでした。

・売掛債権の支払期日前に現金を手に入れるため
・融資よりも簡単な審査・短期間で資金調達するため
・信用情報に登録されないため

ファクタリングは自社の経営状況が悪くても利用できる可能性があります。融資以外の資金調達方法として役立ててください。

 

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