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ファクタリングコラム
2024年6月19日
目次
ファクタリングを利用した方の中には、何度申請しても審査が通らずに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
ファクタリングの審査が通らないのは、必ず原因があります。
そこで今回は、ファクタリングの審査が通らない原因について、解決策を5つご紹介します。
本記事を読めば、ファクタリングの審査で悩むことは少なくなるはずですので、ぜひ参考にしてください。
ファクタリングを行う場合、審査で問題ないと判断されなければ、資金調達ができません。
なぜ審査があるのかというと、売掛金がファクタリング会社に入金されなければ、債権額がそのまま損失になってしまうからです。
損失を防ぐために、売掛金が入金されるかを調べるのが審査であり、回収リスクが高いと判断されると審査には通らないでしょう。
ただし、融資よりも審査は緩い傾向にあり、中には審査通過率98%のファクタリング会社もあります。
必ず審査はあるものの、決して通りにくいわけではない点を理解しておきましょう。
ファクタリングの審査が通らないのは、主に以下の7つが原因です。
・債権回収リスクの高い売掛債権を提出している
・売掛先が個人事業主・フリーランス
・不良債権を使用している
・継続した取引実績がない
・支払いサイトが長い売掛債権
・二重譲渡の恐れがある
・架空債権や売掛先の存在が怪しい
では、それぞれの原因について、詳しく見ていきましょう。
審査に通らない大きな原因が、債権回収リスクの高い売掛債権を提出している点です。
具体的には、以下のような債権は回収リスクが高いと判断されます。
・売掛先の経営状態が悪化している
・依頼主と売掛先との取引が初回である
売掛先が赤字決算のような経営状態の場合、当然債務不履行が起こる可能性も考慮され、審査に不利になります。
また、依頼主と売掛先の取引が継続しているかどうかも評価基準となるので、初回の場合は審査に通りづらくなるでしょう。
売掛先が個人事業主やフリーランスでも審査に通らない可能性が高いです。
資金力の安定という点では、個人事業主やフリーランスはマイナスになります。
中には、個人事業主・フリーランスの売掛債権はNGのファクタリング会社もあるほどです。
ただし、経営状態が安定しており、売掛債権の支払いが行われるのが証明できれば、個人事業主・フリーランスの売掛債権でも審査に通る可能性はあるでしょう。
大企業や経営が安定している法人の売掛債権よりは、審査が不利になる点は覚えておいてください。
不良債権については、そもそもファクタリングでは取り扱いが不可のため、審査に通ることはありません。
不良債権とは、売掛金の回収が困難な状態及び可能性が高いものを指し、売掛先が経営破綻や倒産を行う予定のある場合の債権です。
ファクタリング会社にとって、債権を回収できなければ利益にならないので、不良債権を買い取ることはありません。
そのため、不良債権とわかっていながらファクタリングを利用しても、絶対に審査は通らないのです。
売掛先との継続した取引実績がないと審査には不利になります。
架空債権やペーパーカンパニーからの債権を悪用する企業や事業者へ、資金譲渡をしないためです。
また、継続した取引は経営状態の安定と判断できるポイントでもあります。
そのため、ファクタリング会社によっては通帳のコピーを提出してもらい、売掛先と継続した取引があるか判断しているのです。
支払いサイトが長いほど債権回収リスクは高くなり、ファクタリングが背負う損失が大きくなります。
リスク・損失が大きくなる債権を保有したくないのは、どのファクタリング会社でも同じでしょう。
日本において一般的な支払いサイトは30〜60日です。
支払いサイトが90日以上になると審査に不利になるので、ファクタリング会社に依頼する際は、どのくらいの期間で入金されるかも確認しましょう。
二重譲渡の恐れがある場合は、いくら審査しても通らないです。
二重譲渡とは、1つの売掛債権を複数社に譲渡するもので、法律で違反されている行為の1つです。
単純に依頼側が二重譲渡をしている可能性もありますが、以前のファクタリング利用時に行った債権譲渡登記をそのままにしている場合も考えられます。
債権譲渡登記を抹消しないと、他のファクタリング会社が債権の権利を主張をしていることになるため、二重譲渡と判断される可能性があるのです。
実際には取引していない、あるいは不正を行って発行した架空債権や売掛先の事業や存在が不明瞭な債権も審査に通らないでしょう。
架空債権については、取引先が実在する場合は判断しにくいパターンもありますが、発覚した際は詐欺罪が成立します。
ファクタリング会社が法律違反とは知らずに取引をするとなると、社会的信用を失ってしまうので、架空債権や売掛先の偽造には厳しく審査が行われるはずです。
資金調達がしたいからといっても、法律に触れてしまう行為は絶対にやめましょう。
依頼側の人柄によって審査が通らないケースもあります。
面談時の横柄な態度や、必要書類をいつまでも揃えられない、といった要素は、審査においてマイナスです。
また、3社間ファクタリングの場合は売掛先から同意を得られないと、そもそも取引ができません。
ファクタリングは売掛債権・売掛先の信用度が重要とはいうものの、多少なりとも依頼主の人柄及び経営状態は審査項目に入っている点は意識しておきましょう。
ここでは、ファクタリングの審査に通るための解決策について紹介します。
・資金力や経営が安定している売掛先の債権を利用する
・3社間ファクタリングを利用する
・継続した取引を証明する書類を用意する
・審査通過率の高いファクタリング会社を選ぶ
・面談は服装・態度に気をつける
上記の5つのポイントを意識すれば、審査通過率は格段に上がるので、ぜひ取り入れてみてください。
ファクタリングは、売掛債権が滞りなく支払われるかどうかが大切なので、資金力や経営が安定している売掛先から発行されているものを利用するのが適切です。
例えば、大手企業や公的機関との取引で生じた売掛債権は、他の債権と比べると審査に通りやすくなるでしょう。
資金力や経営状態が安定しているかを客観的に判断できる指標でもあるので、ファクタリングをするなら大手企業や公的機関の売掛債権は活用するといいかもしれません。
審査に通りやすい点では、依頼主・ファクタリング会社・売掛先で契約が行われる3社間ファクタリングがおすすめです。
依頼主・ファクタリング会社で行われる2社間ファクタリングでは、売掛先の情報が不明瞭な部分があります。
一方、3社間ファクタリングは売掛先とファクタリング会社がやりとりをするので、経営情報や人柄などがわかり、審査しやすくなるのです。
結果として、3社間ファクタリングのほうが審査に通る可能性が高まります。
売掛先との取引を証明するための書類を用意しておくのも、審査に通るためのコツです。
特に継続した取引があるかは、債権回収リスクにも関与するので、通帳のコピーや基本契約書を提出できるよう準備しておきましょう。
通帳のコピーは、売掛先との継続した取引がわかる部分を提出すれば問題ありません。
継続した取引=債権の支払いを行ってくれる売掛先という評価をしてもらえるため、審査に通らない場合の対策として用意しておきましょう。
ファクタリング会社の審査通過率を見て、通りやすいところに依頼するのも賢い選択です。
新規顧客獲得のために、審査を緩く設定しているファクタリング会社もあり、90%以上の通過率を公表している会社もあります。
ただし、審査通過率が高いと債権回収リスクとして手数料を高めに設定している場合もあるので注意が必要です。
審査に通らないことには意味がないものの、必要な金額の資金を調達できるかも含めてファクタリング会社を選びましょう。
売掛先・売掛債権が問題なくても、面談でマイナスな評価を与えて審査が通らないのは、非常にもったいないです。
面談時には、信頼感を与えられるよう配慮した服装・態度を心がけていきましょう。
ここでは、ファクタリングが通らない点に関してよくある質問についてまとめました。
審査に誰でも通るファクタリングは存在しません。
もし審査に誰でも通るファクタリングがあるのなら、そもそも審査の必要がないからです。
そのため、誰でも通ると謳っているファクタリング会社があるとすれば、違法・悪質業者である可能性が高いので注意してください。
ファクタリング会社によりますが、ほとんどの会社で審査通過後、数時間で入金してもらえます。
ただし、営業時間によっては翌営業日以降になる可能性もあるので、気になる方は問い合わせてみるといいでしょう。
自社の経営状態もファクタリングに影響します。
自社に振り込まれた債権をファクタリング会社に渡さず、債務不履行を行ってしまう可能性もあるからです。
ただし、最も重視するのは売掛先および売掛債権の信用度です。
決して自社の信用度は不要ではないものの、審査に通らない場合は売掛先や売掛債権の変更を検討してみましょう。
今回はファクタリングの審査が通らない原因と解決策について解説しました。
ファクタリングで審査が通らないのは、主に売掛先や売掛債権の信用度が問題である点を理解してもらえたはずです。
ファクタリングは融資と比べると審査に通りやすい資金調達手段なので、ポイントを理解すれば、審査項目にさほど悩む必要はないでしょう。
ぜひ、ファクタリングの審査基準を理解して、円滑な資金調達を目指してください。
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