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ファクタリングコラム
2023年6月12日
目次
ファクタリングは本来数か月後に手元に入ってくる現金を先に受け取る資金調達方法です。
資金繰りに困っている人の救世主となり、経営体制を整えるためにも活用されます。
ファクタリングを活用する上で注目されるのは、手元にいつ現金が届くかという問題です。
ファクタリングは早急に現金化することが可能だとしても限度があります。
ファクタリングと支払いサイトの関係性を理解することで、手数料を低くすることが可能となるため、ファクタリングの利用を検討している人はこの記事を読むことで、きっと自分に合ったファクタリング会社が見つかるようになるはずです。
ファクタリングを利用すると、スピーディーに現金が手元に入ってくる期待ができます。
業種によって異なるため一概には言えませんが、お客様が商品を購入した後にすぐに現金が入金される訳ではなく、数か月後に現金が手元に届く仕組みの会社もあります。
支払いサイトが長く、数か月後に届くはずの現金を早急に現金化するのがファクタリング会社の役目でもあります。
ファクタリング会社を活用することで得られる内容を見ていきましょう。
商品の仕入れや人件費は売上よりも先にかかってくる費用のため、売り上げが回収できないと会社を経営していくことが難しくなります。
たとえ売り上げを上げていたとしても支払いサイトの長期化によって売り上げを回収できなければ、黒字倒産となってしまいかねません。
そこで救世主となるのがファクタリングです。
ファクタリング会社に依頼することで、売掛金を早急に現金化してくれるため、仕入れや人件費の支払いが可能となり黒字倒産を避けられます。
しかし、長期間ファクタリングを活用しなければならない状況であれば、経営状態を一度見直す必要があります。
ファクタリングを活用することでどのようにキャッシュフローが改善されていくのかを紹介します。
ファクタリングは金融機関の融資のように負債が増え利息がつく訳ではありません。
将来入ってくる売掛金が確定している状態でファクタリングは活用するものだからです。
ファクタリングによって、早急に現金が手元に入ってくるため会計処理の観点から見ても会社の仕分としては現金増額となり、キャッシュフローの改善に繋がります。
キャッシュフローが改善されると、企業の信頼度が向上しますが、注意点としては、ファクタリングを活用したとしても金額が増えるのは一過性に過ぎないという点です。
ファクタリングを上手に活用するためにも支払いサイトとの関係性を見ていきましょう。
すでに「支払いサイト」と何度か記載しておりますが、初めてサイトと聞いた人は、インターネットのウェブサイトに関するサイトを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
ファクタリングにおける支払いサイトとは、商品を納品した後に売掛金が支払われるまでの期間を表わします。
ファクタリング会社を利用するにあたり、手数料を支払う必要があります。無料で行ってくれるわけではないため、ファクタリング会社を活用すると手数料など引かれた分が早めに現金化して支払われます。
ファクタリングでの支払いサイトの期間はどのような種類があるのかを解説していきます。
支払いサイトの期間によって、ファクタリングの条件が異なりますが、ファクタリング会社と話し合いによって契約が決まります。
基本的に30日から120日の間で取引されることが多いでしょう。
たとえば、支払いサイトが30日だとすると、締め日から30日後に売掛金が支払われるということです。
締め日から売掛金が支払われるまでの日数が短いと「支払いサイトが短い」と言われます。
逆に締め日から支払われるまでの日数が長いと「支払いサイトが長い」と呼ばれるため、覚えておくと便利です。
支払いサイトの手数料は、一般的に「売上金×割引率÷日数」で計算されるため、必然的に支払いサイトが長いと手数料の金額も高くなる傾向にあります。
支払いサイトの期間が60日の場合の条件や手数料を計算していきましょう。
支払いサイト60日サイトは、月末締め翌々月払いに支払われる条件です。
一般的にはファクタリングを活用する人が多く利用する条件でしょう。
手数料の計算を5%、10%とそれぞれ解説しながら計算していきます。
・売掛金1000万円
・5%の手数料
上記の条件で計算すると、(1000万円×5%÷365日)×60日=82,192円となり、手元に入ってくる金額は、1000万円-82,192円=9,917,808円となります。
・売掛金1000万円
・10%の手数料
上記の条件で計算すると、(1000万円×10%÷365日)×60日=164,384円となり、手元に入ってくる金額は、1000万円-164,384円=9,835,616円となります。
手数料だけでも15万円を超えてしまいます。
続いて90日サイトを見ていきましょう。
支払いサイト90日サイトは月末締めとすると3か月後に支払われる条件です。
60日サイトの差と共に計算していきましょう。
条件は上記の60日サイトと同じで計算していきます。
・売掛金1000万円
・5%の手数料
(1000万円×5%÷365日)×90日=123,288円となり、手元に入ってくる金額は、1000万円-123,288円=9,876,712円となります。
60日サイトで5%の手数料のときと比較して、約4万円多く手数料を払うことになり、手元に入ってくる現金が減ります。
・売掛金1000万円
・10%の手数料
(1000万円×10%÷365日)×90日=246,575円となり、手元に入ってくる金額は、1000万円-246,575円=9,753,425円となります。
60日サイトと比較すると、約8万円多く手数料が必要となります。
最後に一番長い120日サイトを計算していきましょう。
ファクタリングの中でも長期となる120日支払いサイトは、現金が支払われるまで期間が長く、手数料も高くなる傾向にあるため極力避けた方がよいでしょう。
具体的にいくらぐらいの手数料がかかってくるのかを計算します。
・売掛金1000万円
・5%の手数料
(1000万円×5%÷365日)×120日=164,384円となり、手元に入ってくる金額は、1000万円-164,384円=9,835,616円となります。
60日サイトの10%のときと同等の手数料となります。
・売掛金1000万円
・10%の手数料
上記の条件で計算すると、(1000万円×10%÷365日)×120日=328,767円となり、手元に入ってくる金額は、1000万円-328,767円=9,671,233円となります。手数料だけでも32万円を超えてしまいます。
支払いサイトの期間が長くなればなるほど、%が上がれば上がるほど手数料が多くなることが立証されました。
支払いサイトの期間が短くなるメリットについてお話していきます。
支払いサイトの期間が短くなることにより、支払う手数料の金額が下がるため、入金額が減らずに済みます。
どれだけ早めに現金が必要であっても手数料で支払われる金額が下がってしまってはもったいないです。
ファクタリングの支払いサイトを短くする方法をご紹介します。
支払いを短縮するためには、支払いサイトの期間が短い売掛債権を選択することです。
また、可能日数はファクタリング会社によって異なるため、依頼する会社を調べてから利用するようにしましょう。
ファクタリング会社に相談して交渉することも可能です。
契約する上で支払いサイトの期間取り決めは非常に重要になってくるため、会社と相談し、不安な点を解消してから契約することをおすすめします。
ファクタリングは手数料が高額となりがちのため、ファクタリングの利用を一時的なものに抑えるためには会社の経営状況を把握して改善することが大切です。資金繰りの確認方法について解説します。
自分の会社の資金繰りを確認するためには、まずはどこにどれだけ資金が使われているかを知る必要があります。
無駄はないか、省けるところはないか、コスト削減するためにはどうすれば可能かなど見直すことで現状を把握できます。
そのほかの資金繰りの確認方法を見ていきましょう。
売掛金回転期間は、売掛債権回転期間とも呼ばれ、商品やサービスを提供してから現金を受け取るまでにかかっている月数や日数を表わすものです。
月数の売掛金回転期間を表わす計算方法は、「期末売掛金÷1年の売上額÷12」で現金を回収するまでにかかる月数を計算することができます。
月数を計算することができたら、自分と同じ業種で比較してみましょう。
業種によって差があるため、一概には言えませんが近い業種と比較することである程度自分の会社の売掛金回転期間が長いのか短いのかを理解することができます。
ほかにも売掛金回転期間を比較する方法をご紹介していきます。
過去の売掛金回転期間と比較して、差があるのかどうかを確認することで資金繰りの改善に期待できます。
過去より売掛金回転期間が長くなっているのであれば、過去から現在にかけて変化したことで悪化している可能性があります。
たとえば、商品を変更した、サービス提供のやり方を変えたなど、変化した内容を見つけ売掛金回転期間が短縮できるよう改善していきましょう。
また、資金繰り改善の1つとして、机や車など使っていないものを売ることで資産に変えることができます。
会社内の必要のない経費を削れる部分を探しましょう。
ファクタリングと支払いサイトについて解説してきましたが、支払いサイトの期間が短い売掛債権を依頼することがおすすめです。
手数料が高額な金額にならないためにも、事前の下調べが重要になってきます。
ファクタリング会社は金融機関の融資と比較しても信用問題に関わらず、利息も必要ないため、早期現金化が可能なことからすぐに依頼してしまいがちですが、ファクタリングにも手数料がかかるため、何回も利用するようであれば高額となってしまいます。
手数料が高いほど、手元に入ってくる金額が減るため、会社を存続させて黒字経営していくためにもファクタリングを上手に活用していきましょう。
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