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ファクタリングコラム
2023年1月19日
目次
世の中には様々な資金調達方法がありますが、多くの経営者から注目を集めているのがファクタリングであり、特に資金繰りが厳しい中小企業の経営者が積極的に利用しています。
簡単に言ってしまえば、ファクタリングとは売掛金の買い取りサービスで、取引先の入金サイクルを待たずして、早ければ即日の現金化が可能になります。
金融機関や公庫などの審査基準を満たせずに融資を受けられない経営者、今すぐ資金繰りが必要な経営者などから注目を集めており、言うならば現状打破の資金調達方法です。
そこでこの記事では、ファクタリングが多くの経営者から注目を集めている理由について詳しく解説していきますので、資金繰りに悩む経営者の参考になれば幸いです。
ファクタリングが注目を集めている背景には、中小企業経営者ならではの現状があります。一部の中小企業だけに限りませんが、資金調達は多くの経営者にとって大きな悩みであり、場合によっては経営破綻を招いてしまいます。
まず最初にファクタリングが注目を集めている背景として、中小企業経営者の現状を簡単にまとめてみました。これら現状打破に繋がるのがファクタリングなのです。
2020年初頭から始まった新型コロナウイルスによる様々な制限で多くの企業が大ダメージを受け、中小企業を中心として業績低下が目立ちました。
中小企業全体の68%で利益が減少し、5割以上減少した中小企業は16%になります。一方で利益が増加した中小企業は全体の9%と非常に低いため、新型コロナウイルスの影響をかなり受けていることがわかります。
業績低下によって従業員削減、事業所の休業、事業縮小などを余儀なくされている状況です。コロナ禍という仕方のない情勢ではありますが、結果的に自社の信用に影響を与え、最終的に資金繰りが厳しい状況に陥ってしまっているのが現状です。
1990年代に社会問題となった貸し渋りほどではありませんが、現在でも公庫や金融機関では中小企業に対しての融資に消極的で、非常に厳しい審査基準が設けられています。
公庫は国民の税金、金融機関も顧客の預金を原資として融資を行っているわけですから、厳しい審査基準なのは当然です。しかし現実問題として融資実行はそう簡単なものではなく、多くの中小企業が資金繰りに頭を抱えています。
将来性の見込めるベンチャー企業やスタートアップ企業に対しては積極的ですが、一般的な中小企業となると話は別です。公庫や金融機関からお金を借りられない中小企業経営者は、常に資金調達の悩みを抱えているのが現状なのです。
コロナ禍による業績低下、公庫や金融機関の厳しい審査基準など、資金調達が厳しい現状から注目を集め始めたのがファクタリングです。
ファクタリングとは売掛金を譲渡し、取引先の入金サイクルがやって来る前に現金化可能なサービスのことで、業績低下がファクタリング利用の妨げにはなりません。
売掛金のある取引先にさえ信用があれば、手数料を差し引いた分が現金化されます。公庫や金融機関のように厳しい審査は行われないため、現状打破のきっかけとして多くの経営者から注目されています。
まさにファクタリングは経営者にとって資金調達の新しいカタチであり、資金繰りの改善に一役買っていると言っても過言ではありません。
ファクタリングの仕組みをある程度理解すると、どうして多くの経営者から注目を集めているのかが見えてきます。金融機関や公庫などの融資へ申込みするのも1つの方法ではありますが、トータル的に判断すると、ファクタリングが断然おすすめです。
ここではファクタリングが注目を集めている理由として6つご紹介します。これだけの理由があるからこそ、多くの経営者からファクタリングが注目されています。
ファクタリングなら売掛金さえあれば、現在の業績関係なく資金調達ができます。金融機関から融資を受ける場合、どうしても業績が審査項目に含まれます。
業績不振が続く会社へ融資するのは貸し倒れのリスクがあるため、金融機関としても顧客から集めた大切な預金を融資へ回すことはできません。
融資にしろ投資にしろ、大切なのは将来性であり、右肩下がりの会社に貸し付けるのはリスクしかありません。だからこそ業績関係なしのファクタリングに注目が集まっています。
どれだけ自社が赤字経営だったとしても、信頼性の高い取引先の売掛金があれば、スピーディーな資金調達が可能です。
「末締め翌月末払い」「末締め翌々月末払い」など、各会社には入金サイクルが決められているものですが、ファクタリングでしたら取引先の入金サイクルを待つ必要がありません。
取引先へ請求書や注文書などを送付済みであれば、最短即日に売掛金の現金化が可能です。
金融機関や公庫からお金を借りるとなると、どうしても数週間から1ヶ月ほどの期間が必要です。場合によっては、審査結果を待っている段階で売掛金の入金サイクルが訪れます。
もし今すぐの資金繰りが必要でしたら、是非ともファクタリングがおすすめです。最短30分で振込というスピーディーさがあるため、急な出費にも対応できます。
金融機関から融資を受ける場合、必ず保証人か担保を用意しなければいけません。金融機関もビジネスとして融資を行っているため、貸し倒れのリスクを限りなく抑える必要があるからです。
しかし第三者に保証人をお願いするのは気が引けるもので、場合によっては信頼関係の崩壊にも繋がる恐れがあります。信用保証協会へ申込みするのも1つの方法ですが、審査が非常に厳しいため、正直なところハードルは高いです。
不動産や債券、株などの担保を用意するのも簡単ではないでしょう。しかしファクタリングは融資とは異なるため、保証人も担保も必要ありません。
保証人も担保も必要なしという気軽さこそ、ファクタリングが注目を集めている理由の1つです。
信用機関とは、個人の信用情報をデータベースとして参照可能な機関のことで、借入状況や返済実績など、あらゆる信用情報が記録されています。
金融機関やクレジット会社などからお金を借りると、その事実がデータベース上に記録されます。つまり借金額が大きくなれば、それだけ信用情報に傷がついてしまうことになります。
法人の場合は日本信用情報機構(JICC)で管理しています。融資や借り入れは決して悪いことではありませんが、多少なりとも社会的な信用を落とす原因になります。
しかしファクタリングの場合、金額に関係なく信用情報には一切の傷がつきません。逆にファクタリングの審査で信用情報の参照は行われないため、現時点で傷があったとしても売掛金の買い取りが可能です。
過去に返済遅延や踏み倒し、税金の未納などの金融事故を起こしていたとしても、ファクタリングに影響を与えることはありません。
ファクタリングが多くの経営者から注目を集めている理由の1つとして、手数料を経費として計上できる点が挙げられます。
例えば10%の手数料で100万円分の売掛金をファクタリングする場合、10万円の手数料がかかります。しかし10万円は経費として計上できるため、税金の負担が軽減されます。
融資の場合、利息に対しては経費として計上可能ですが、元本部分は認められません。借りたお金を返しているだけですので、元本部分を経費に上乗せするのは脱税行為となります。
しかしファクタリングは一括支払いで、なおかつ手数料は経費になるため、無駄な出費を抑えられます。
ファクタリングで売掛金を現金化する行為は決して悪いことではありませんが、取引先にはバレたくないものです。
もし取引先にバレると「資金繰りが厳しいのか?」と思われ、会社としての信頼性を失ってしまう恐れがあります。最終的には取引中止という結果を招きかねません。
しかしご安心ください。2社間ファクタリングでしたら売掛金を現金化した事実は取引先にバレません。
ただし期日までに買取金額の支払いを行わなかった場合、ファクタリング業者から取引先へ調査が入り、売掛金の現金化がバレてしまう可能性があります。
また3社間ファクタリングを利用するためには、取引先も交えて契約する必要があるため、必然的にファクタリングの事実がバレてしまいます。
2社間ファクタリングと比べて3社間ファクタリングは手数料が安いというメリットこそありますが、取引先と余程の信頼性を築いていなければ、少々敷居が高い契約かもしれません。
今回は、ファクタリングが多くの経営者から注目を集めている6つの理由について詳しく解説させていただきましたが、ご理解されましたでしょうか?
ファクタリングは自社の業績関係なくスピーディーな審査で即日現金化が可能で、手数料を経費として計上できるなどから、多くの経営者から注目されている資金調達方法です。
コロナ禍の影響や金融機関の貸し渋りなどで、思い通りの資金繰りができていない経営者の方は、現状打破の目的としてファクタリングを利用してみてください。
ファクタリングという画期的なサービスは、今後も注目し続けること間違いありません。
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