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ファクタリングコラム
2024年12月26日
目次
事業資金を調達する方法といえば融資が一般的ですが、新たな資金調達法として注目を集めているのがファクタリングです。この記事ではファクタリングと融資の違いや、ファクタリング会社の選び方などについて解説していきます。ファクタリングと融資の違いを理解することでより効率的な資金調達が可能になりますので、資金繰りに悩んでいる人は是非参考にしてみてください。
ここではファクタリングと融資の違いについて解説していきます。資金調達において特に重要なのが調達にかかる費用と入金速度ですが、ファクタリングと融資では両者とも大きく異なります。これらの違いを理解していないと思わぬ損失を生んでしまう可能性もありますので、是非最後まで読んでみることをおすすめします。
ファクタリングと融資の大きな違いとして、審査される対象が異なる点が挙げられます。融資では申し込んだ事業者が審査されるのに対し、ファクタリングでは取引先が審査されることになります。これはファクタリングが売掛金を譲渡してもらう対価として現金を支払う、という仕組みになっているからであり、申し込んだ事業者の信用力はそれほど影響しません。ただしファクタリング会社によっては個人事業主の利用を断る場合もあるため、注意が必要です。
ファクタリングと融資では資金調達のスピードも大きく異なります。融資の場合、金融機関が申し込んだ事業者の信用力や経営状況を詳しく審査するため、入金されるまでに時間がかかります。一方ファクタリングの場合は最短10分程度で入金されることもあります。もちろんファクタリングの種類や契約条件によって入金までにかかる時間は異なりますが、素早く資金調達をしたい場合は融資よりもファクタリングの方が適していると言えるでしょう。
ファクタリングと融資ではかかる費用の種類も異なります。融資の場合、資金調達にかかる主な費用は金利ですが、ファクタリングの場合は手数料となります。融資の金利は返済期間中に分割で支払いますが、ファクタリングの手数料は一括で支払うため支払い負担が大きいと言えます。また手数料率が金利と比べると高く設定されている点にも注意が必要です。
ここではファクタリングの形式について解説していきます。ファクタリングには2者間ファクタリングと3者間ファクタリングという2つの形式があり、それぞれメリットとデメリットがあります。経営状況に応じてファクタリングの形式を使い分けられれば、資金調達を有利に進めることができますので是非最後まで読んでみてください。
2者間ファクタリングは、依頼者とファクタリング会社が直接契約を結ぶファクタリング形式です。メリットとしては売掛金の現金化にかかる時間が短く、またファクタリングの利用を取引先に知られないことが挙げられます。一方デメリットですが手数料が高く、審査が厳しいことが挙げられます。手数料が高いという大きなデメリットこそあるものの、売掛金をすぐに現金化できるという点で非常に心強い資金調達方法だと言えるでしょう。
3者間ファクタリングは、依頼者とファクタリング会社だけでなく取引先も参加するファクタリング形式です。メリットとしては手数料が低く、審査も簡単なことが挙げられます。一方デメリットとしては売掛金の現金化に時間がかかり、またファクタリングの利用を取引先に知られてしまうことが挙げられます。ファクタリングの利用を取引先に知られることで、関係悪化を招くおそれがありますので利用には慎重な検討が必要です。
ここではファクタリングの種類について説明します。ファクタリングには大きく分けて買取型と保証型の2つの種類があり、更に買取型は4つ、保証型は2つの種類に分けられます。買取型と保証型は役割が全く異なりますので、特徴を理解しておけば経営状況を安定させる上で大いに役立ちます。
買取ファクタリングは名前の通り売掛金をファクタリング会社が買い取る買取型の一種であり、一般的にファクタリングといえばこの買取ファクタリングのことを指します。役割としては資金調達であり、融資よりも審査が簡単で入金までの時間が短いことから、すぐに運転資金を確保しなければいけない、という状況では非常に役立ちます。
診療報酬ファクタリングも買取型の一種で、売掛金でなく診療報酬をファクタリング会社が現金化します。診療報酬は請求から支払いまで2~3ヶ月程度かかるため、その間の資金繰りに困った場合、 診療報酬ファクタリングは有力な選択肢となります。
一括ファクタリングは買取型の一種ですが、役割としては資金調達よりも決済事務の負担軽減としての側面が大きくなります。流れとしては売掛金の支払元が一括ファクタリングを依頼し、ファクタリング会社は売掛金の決済手続きを代行します。これにより売掛金の支払先は素早く資金を調達でき、支払元は事務負担を軽減することができるため両者にメリットがあります。
注文書ファクタリングも買取型の一種であり、本来は売掛金が発生してから行われるファクタリングを受注の段階で行えるようにしたものです。売掛金の発生までに時間がかかることがあらかじめわかっている場合、注文書ファクタリングを利用することで運転資金を確保できますが、買取ファクタリングよりも手数料率が高く設定されることが多いため多用はおすすめできません。
保証ファクタリングは保証型の一種であり、役割としては資金調達ではなく売掛金の回収不能リスクの軽減になります。ファクタリング会社に保証料を支払うことで、取引先の倒産といった売掛金の回収不能リスクに備えることができます。事業の継続に影響を与えるほどの大口取引の際には積極的に利用することをおすすめします。
国際ファクタリングは保証型の一種で、国際取引を行う際に利用できます。ファクタリング会社に保証をしてもらうのは保証ファクタリングと同じですが、国際ファクタリングの場合は3者間ファクタリングに海外のファクタリング会社が加わった4者間ファクタリングという特殊な形式で行われるため、手続きが複雑化しますので注意してください。
ここではファクタリング会社を選ぶ基準について解説していきます。ファクタリングは手数料の上限が法律で定められていないため、悪徳ファクタリング会社から法外な手数料を請求された場合、為す術がありません。また一旦ファクタリング契約を結んでしまうとキャンセルは困難ですので、契約条件の確認は徹底して行う必要があります。
ファクタリング会社を選ぶ時は、まず取引実績の多さに注目しましょう。取引実績が多いほど口コミの数も増えるため、それらの口コミを比較することによって優良なファクタリング会社かどうか判断できます。また自社のホームページに利用者の声を掲載している会社はより信頼性が高いと言えるでしょう。
担当者の態度もファクタリング会社を選ぶ上で重要な基準です。優良なファクタリング会社の担当は依頼者の希望を丁寧にヒアリングしてくれますが、悪徳ファクタリング会社の担当は真逆で依頼者を焦らせて不利な条件の契約を結ばせようとします。また特に悪質な会社の場合、ファクタリングの契約と見せかけて高額な融資の契約を結ばせる、という手口も存在しますので担当者の態度に違和感を覚えたら別のファクタリング会社の利用を検討しましょう。
ファクタリング会社を選ぶ際、手数料の安さは極めて重要な判断基準となりますが、あまりにも安すぎる場合は悪徳ファクタリング会社の可能性がありますので注意が必要です。特に2者間ファクタリングの場合は売掛金の回収不能リスクが高い分、手数料も高く設定されますので不自然に2者間ファクタリングの手数料が安い会社は避けることをおすすめします。
ここではファクタリングでよく発生するトラブルについて解説していきます。ファクタリングのトラブルの中には意図的でなくても詐欺行為と見なされるものがあり、注意しておかないと事業に深刻な影響を与えるだけでなく、逮捕されてしまう可能性すらあります。そのような事態を避けるためにも、これからファクタリングを利用するという人は是非最後まで読んでみてください。
売掛金の入金忘れはファクタリングにおいて重大なトラブルの原因となります。2者間ファクタリングの場合、依頼者がファクタリング会社に売掛金を入金しなければならないため、入金忘れが頻繁に発生します。期日を過ぎても売掛金が入金されない場合、利用したファクタリング会社で新規契約を結べなくなってしまう可能性がありますので、くれぐれも注意しましょう。
架空債権のファクタリングとは実体のない売掛金をファクタリング会社に譲渡することで不正に現金を得る手口のことで、詐欺行為にあたります。資金繰りが苦しいからと架空債権のファクタリングに手を出してしまえば、逮捕など取り返しのつかない事態に発展してしまう可能性がありますので、絶対にやめてください。
二重譲渡とは売掛金を複数のファクタリング会社に譲渡することで多額の現金を得ようとするもので、こちらも架空債権と同様に詐欺行為にあたります。また利用するファクタリング会社を選定している時に誤って複数の会社と契約してしまう、というケースもあるため、たとえ意図的でなくても犯罪を犯してしまう可能性があることを覚えておいてください。
ファクタリングは融資よりも素早く資金調達ができ、審査にも通りやすいという新たな資金調達法です。また保証ファクタリングを利用すれば高額の売掛金の回収不能リスクを軽減することもできるため、経営の安定化に大いに役立ちます。ただし何度も利用していると手数料の負担によって資金繰りが悪化してしまいますので、安易な利用は控えましょう。
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