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ファクタリングコラム
2023年2月13日
目次
銀行融資や行政の融資制度など、世の中には様々な融資がありますが、お金を借りない新しい資金調達方法として、中小企業の事業者や経営者から注目を集めているのがファクタリングです。
最短即日で資金調達が可能で償還請求権がない、売掛先や取引銀行にバレなく信用情報への影響がないなどなど、まさにファクタリングは理想的な資金調達方法と言っても過言ではありません。
そこでこの記事では、資金繰りが必要な事業者や経営者に向け、「ファクタリングは融資と違う新しい資金調達方法!特徴やメリット・注意点まとめ」と題し、ファクタリングに関する知識を詳しく解説していきますので、是非参考にしてみてください。
ファクタリングとは売掛金の入金サイクルが訪れる前に現金化が可能な金融サービスのことで、今多くの事業者や経営者から注目を集めている融資とは全く違う新しい資金調達方法です。
もちろん売掛金を現金化するためには手数料を支払わなければいけませんが、融資とは違って毎月の返済負担がないため、根本的な資金難の解決に繋がります。
日本ではまだまだ馴染みの少ない新しい金融サービスですが、欧米における中小企業経営者の間ではかなり昔から一般的な資金調達方法として知られています。
そんなファクタリングの仕組みを知る上で重要なのが「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類です。どちらも同じファクタリングですが、そこには大きな違いがあります。
2社間ファクタリングとは、売掛金を譲渡したい会社とファクタリング業者の2社で契約を結ぶことで、売掛金の入金があった時点で、債権譲渡元会社がファクタリング業者へ支払います。
取引先には通達せずにファクタリングが可能なため、取引先にバレずに売掛金を現金化したい時におすすめのファクタリングです。ただし2社間ファクタリングの場合、どうしてもファクタリング業者はリスクがあるため、手数料が割高となり、審査も厳しくなります。
ただし注意点として、取引先から売掛金の入金があった場合、遅れることなくすぐにファクタリング業者への支払いを完了させてください。
万が一支払いを怠った場合、ファクタリング業者から取引先へ入金状況の確認がいき、売掛金をファクタリングした事実がバレてしまいます。
3社間ファクタリングとは、売掛金を譲渡したい会社とファクタリング業者、及び取引先の3社で契約を結ぶファクタリングです。期日を迎えたら取引先から直接ファクタリング業者へ売掛金を振込し、取引完了となります。
ファクタリング業者としては直接取引先から入金があるため、支払い遅延や貸し倒れリスクがありません。そのため、2社間ファクタリングよりも手数料がかなり低くなります。
ただし当然のことながら、3社間ファクタリングをするためには、必ず取引先からの許可を得る必要があります。取引先からバレずに3社間ファクタリングはできません。
ファクタリングの相談を取引先にした時点で会社の財務状況に不安を与えてしまう恐れがありますのでご注意ください。絶対にバレたくないのであれば、2社間ファクタリングをおすすめします。
新しい資金調達方法としてファクタリングが注目を集めているのには、資金繰りが厳しい事業者や経営者にとって数多くのメリットがあるからです。
主なメリットとして申込みから現金化まで最短即日、償還請求権がないため貸倒損失リスクもない、売掛先や取引銀行にバレない、信用情報への影響がないなどが挙げられます。
これだけで銀行融資や行政の融資制度、消費者金融などよりも理想的な資金調達方法だとご理解いただけるかと思います。もう融資や出資といった、外部の資金源に頼る必要はありません。
それではもう少し詳しく、新しい資金調達方法のファクタリングを利用するメリットについて解説していきましょう。
ファクタリングは、融資や出資などは違い、すでに存在する売掛金を譲渡する金融サービスのため、審査に必要な時間が短く、最短即日での資金調達が可能です。
早ければ申込みから現金化まで30分程度で完了します。設備投資や人件費の支払いなど、今すぐの資金繰りが必要な場合には重宝すること間違いありません。
ただし3社間ファクタリングの場合、取引先も交えての契約が必要となるため、どうしても時間がかかってしまいます。少しでも早くに現金化したい場合には2社間ファクタリングがおすすめです。
ファクタリングはお金を借りるわけではないため、償還請求権がありません。もちろん売掛金の回収ができなかった場合には、期日までにファクタリング業者へ弁済する義務はあります。
そもそも償還請求権があるのは金融機関や消費者金融などからお金を借りた場合です。これらは貸金業に該当するため、償還請求権が認められています。
しかしファクタリングは貸金業ではありません。もし契約上、償還請求権が認められている内容だった場合、違法で貸金業を営む悪質業者の可能性があります。
ファクタリングは売掛金を譲渡する金融サービスですので、売掛先や取引銀行に一切バレることなく現金化が可能です。ファクタリングした事実は決算書にも明記されません。
取引銀行からしてみれば、売掛先が減っている事実だけがわかります。ほかから融資や借金をしているわけではありませんので、今後の取引への影響は一切ありません。
ただし3社間ファクタリングの場合、売掛先も契約に参加する必要があるため、バレずにファクタリングすることはできませんのでご注意ください。
信用情報というのは、融資や借金、返済遅延、ローンの状況、借り入れの申込みなどを記録しており、ファクタリングした事実は一切記録に残りません。
多額のお金を借りていたりローンが多いと信用情報に傷が付き、新規融資やローン、クレジットカード発行などが不利になります。
しかしファクタリングは貸金業ではないため、信用情報への影響はありません。後の銀行融資や各種ローンの審査に悪影響はありませんのでご安心ください。
メリットいっぱいの新しい資金調達方法であるファクタリングですが、実際に売掛金を現金化する前には、最大限注意しておきたいことが3つあります。
場合によっては取引先や関係者などから社会的信用を失ってしまう恐れがありますし、最悪は事業の存続を左右する大きなトラブルに発展してしまうケースもあります。
そこで最後に、新しい資金調達方法のファクタリングを利用する前に知っておきたい注意点についてまとめてみましたので、必ず頭に入れておきましょう。
ファクタリングで売掛金を買い取ってもらった以上、必ず支払い期限までに一括で支払わなければいけません。つまり売掛金の入金があった時点で遅れることなくファクタリング業者へ振込します。
契約時に交わす支払い期限は、取引先の支払いサイクルに合わせられます。このタイミングで支払わないと、ファクタリング業者から取引先へ入金状況の確認が行われます。
売掛金の権利はすでに譲渡しているため、ファクタリング業者には売掛金回収の権利があります。もちろん分割も認められなく、一括で支払わなかった場合には、ファクタリングの事実が取引先にバレてしまいます。
取引先からの信用を落とさないためにも、2社間ファクタリングを利用した場合には、支払いは期日を厳守し一括で支払うようにしましょう。
ファクタリングという資金調達方法が一般的になってきた現在、お金に困っている事業者や経営者を陥れようと、ヤミ金も目をつけ始めました。
「売掛金を現金化」「売掛金の譲渡」などと謳っていますが、実際にはファクタリングではなく、ただの貸付というケースがほとんどです。
利息を加算したり分割払いを認めたりなど、普通のファクタリング業者では絶対にありえない(利息や分割払いは貸金行為のため)契約をしてきます。
いわゆる偽装ファクタリングと呼ばれる悪質なもので、支払いサイクルに一括で返済しなかった場合には、法外な利息を請求されます。資金繰りの悩みをさらに大きくするだけですので、ヤミ金は絶対に利用してはいけません。
同じファクタリングでも「給与ファクタリング」を謳う業者は危険です。そもそも給与ファクタリングは貸金行為に当たるため、通常のファクタリング業者は認められていません。
給与ファクタリングは法律上違法ではありませんが、貸金業の登録が必要です。しかし実際に給与ファクタリングのサービスを取り扱っている大手の貸金業者はありません。
もしこれからファクタリングの申込みをしようと検討している業者が給与ファクタリングを取り扱っていた場合、絶対に利用してはいけません。ヤミ金の可能性が高く、非常に危険です。
今回は、資金繰りが必要な事業者や経営者に向け、新しい資金調達方法「ファクタリング」とは何なのか?メリットや注意点などについて詳しく解説させていただきました。
ファクタリングは融資のようにお金を借りない全く新しい金融サービスで、もちろん合法です。違法性は全くありませんのでご安心ください。
ただしファクタリングを利用する前には、支払いは一括で支払う、ヤミ金(偽装ファクタリング)の存在に気をつける、給与ファクタリングを利用しないなど、いくつかの注意点を知っておきましょう。
融資とは異なる新しい資金調達方法だからこそ、後になって後悔しないためにも最低限の知識を頭に入れておき、正しくファクタリングを利用しましょう。
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