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ファクタリングコラム
2023年4月20日
目次
資金繰りに厳しい中小企業の経営者や事業者にとって、通常の融資よりも借りやすくなる売掛債権担保融資(ABL)ですが、様々なデメリットがあります。売掛債権担保融資へ申込みする前に、ファクタリングのご利用を検討してみてはいかがでしょうか?
この記事では売掛債権担保融資とファクタリングの違いを解説すると共に、売掛債権担保融資のデメリットについてまとめてみました。金融機関の融資審査で断られてしまった方、とにかく今すぐ資金調達したい方などに向けて解説していきますので、是非参考にしてみてください。
売掛債権担保融資(ABL)とファクタリングは、どちらも同じ資金調達方法ではありますが、売掛債権担保融資は融資であり、ファクタリングはお金を借りるわけではありません。
金融サービスとして全く異なるタイプのため、申込みする前に理解しておく必要があります。またどちらもメリット・デメリットがありますので、事前に考慮した上で資金調達方法を選びましょう。
まずは売掛債権担保融資とファクタリングの違いについて、それぞれ詳しく解説していきます。
売掛債権担保融資とは、企業が持つ未回収の売掛金(つまり、商品やサービスを提供したがまだ支払われていない債権)を担保にして融資を受けることで、ABL(Asset Based Lending)とも言います。
この融資方法は、取引先の売掛債権を担保にするため、企業の信用力や資産に基づく融資よりも比較的低い金利で融資を受けることができます。第三者の保証人や不動産担保などに依存せず。売掛金さえあればお金を借りられるという大きなメリットがあります。
経済産業省の中小企業庁により創設された売掛金債権担保融資保証制度に基づき、信用保証協会が保証を行い、金融機関から融資を受けられます。
資金繰りが厳しい時の担保不足や追加融資が難しい時の資金調達方法として有効です。
ファクタリングとは、企業が持つ未回収の売掛金を、あらかじめ決まった割合の手数料を差し引いた金額で買い取ってもらうことで、売掛先の入金サイトが訪れる前に現金化が可能な金融サービスです。
つまり、買い手であるファクタリング会社が企業から債権を譲り受け、その代わりに現金を支払います。融資とは異なり利息は発生しませんが、入金日に一括で支払いする必要があります。
欧米では中小企業における資金調達方法として広く使われており、日本でも注目を集めるようになりました。お金を借りないためバランスシートに債務として計上されないのもファクタリングの大きなメリットとなります。
もちろんファクタリングは違法ではなく国も認める100%合法の取引ですのでご安心ください。ただし中にはファクタリングを装った悪質な闇金業者も存在します。
闇金に騙されないためにも、信頼性が高く安心安全なファクタリング会社を利用しましょう。
保証人や不動産担保のいらない売掛債権担保融資(ABL)は確かに便利な資金調達方法ですが、融資だからこそのデメリットがいくつかあります。
ここに挙げるデメリットは全て売掛債権担保融資に共通していることで、売掛金を買い取ってもらえるファクタリングには該当しません。全てのデメリットを理解した上で売掛債権担保融資へ申込みしましょう。
売掛債権担保融資でお金を借りるためには厳しい審査にパスしなければいけません。本当に売掛金は発生しているのか?売掛先とは正常な取引が行われているか?などはもちろん、信用情報機関のデータベースも確認します。
信用情報機関には過去の借り入れや返済状況などが全て記録されており、返済遅延や踏み倒しなどもしっかりと残っています。現在の借入金が大きければ審査通過は難しくなりますし、返済遅延や踏み倒しで「異動」があると、その時点で融資は断られてしまいます。
いくら売掛債権を担保にしたとしても、金融機関の融資金は顧客から預かっている大切なお金です。信用情報に少しでもリスクが見られれば融資は簡単に断られてしまいます。
売掛債権担保融資へ申込みをしても、実際に融資が実行されるまでは時間がかかります。最低でも1週間、遅ければ2~3週間ほどかかってしまう場合もあります。
申込みから融資実行までは金融機関で決められたマニュアル通りに手続きが進み、審査にも時間がかかります。余程金融機関と親しい関係でない限り、即日融資はほぼ不可能です。
売掛金の入金サイトまで待てないほど早急な資金繰りが必要な状態なのですから、すぐに融資が実行されなければ会社の存続にも影響を与えかねません。
即日の資金繰りが必要な場合に売掛債権担保融資はおすすめしません。
売掛債権担保融資に限らず、どんな融資でも必ず利息を加算して返済しなければいけません。金融機関にとって融資はビジネスの1つであり、利息が0の融資は存在しません。
確かに消費者金融やカードローンほどの高金利ではありませんが、融資期間が長ければ長いほど、その分利息の負担が大きくなります。
利息を支払えなければ売掛金で全額相殺されますが、金融機関と自社との信頼関係に傷がつきます。取引打ち切りという最悪の結果を招いてしまう恐れがありますので十分にご注意ください。
売掛債権担保融資でお金を借りた場合には、期日まで利息を加算してきちんと返済しましょう。
売掛債権担保融資でお金を借りると、自社のバランスシートに負債として計上されるだけでなく、信用情報機関のデータベースにその事実が記録されます。
信用情報機関のデータベースは様々な融資商品や貸付、ローンの申込み、そしてクレジットカード発行時などに参照されます。多額のお金を借り入れしている事実が判明した時点で、審査通過が難しくなります。
つまり売掛債権担保融資でお金を借り入れして資金繰りに成功したとしても、信用情報には少なからず影響が出てしまいますのでご注意ください。
ここまで売掛債権担保融資(ABL)のデメリットをご紹介してきましたが、資金調達方法としては圧倒的にファクタリングがおすすめです。
まずファクタリングは売掛債権担保融資と比べて審査は甘めです。売掛先と良好な取引を繰り返していれば、ほぼ問題なく売掛金を買い取ってもらえます。信用情報のデータベースも参照しないため、過去に金融事故を起こしていたとしても問題ありません。
またファクタリングはスピーディーな現金化を心掛けているため、審査にかける時間は最小限です。申込みから現金化まで最短30分ほどと非常に早く、売掛債権担保融資のように数日数週間待つ必要はありません。
基本的には申込みをしたその日のうちに入金してもらえますので、今すぐ資金繰りが必要な経営者や事業者におすすめの資金調達方法です。
そしてファクタリングに利息は一切かかりません。手数料だけ支払い、あとは売掛金の入金日に全額一括で支払ってしまえば、その時点で契約が完了します。毎月利息の返済で悩まされる心配はありません。
さらにファクタリングは融資ではないため、売掛金を譲渡した事実が信用情報のデータベースに記録されることはありません。一切信用情報への影響はありませんので、今後金融機関を使って資金調達が必要になった時でも安心です。
「売掛金の譲渡を売掛先に知られたくない!」という時には、2社間ファクタリングのご利用をおすすめします。ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあり、どちらも売掛先の譲渡という金融サービスに変わりはありませんが、契約形態が大きく異なります。
2社間ファクタリングの場合、ファクタリング会社と利用者だけで契約するため、売掛先にバレずに資金調達が可能です。ただし2社間ファクタリングは手数料が高く、審査も少し厳しくなります。
もし売掛先に協力してもらえるのでしたら、3社間ファクタリングがおすすめです。3社間ファクタリングは、ファクタリング会社と利用者、そして売掛先を合わせた3社で契約を結びます。
ファクタリング会社としては確実に売掛金の回収が可能になりリスクが低くなるため、手数料もかなり抑えられます。具体的には2社間ファクタリングで最大30%前後ですが、3社間ファクタリングではどれだけ高くても10%ほどです。
確実に売掛金にバレてしまうというデメリットこそありますが、手数料負担の少なさは、それを上回るほどの大きなメリットと言えるでしょう。
長い付き合いの売掛先でしたら、ファクタリングへ申込みする前に一度3社間ファクタリングの相談をしてみると良いかもしれません。
今回は、売掛債権担保融資(ABL)とファクタリングの違いについて解説させていただきました。通常の融資よりも借りやすい売掛債権担保融資ですが、どうしても厳しい審査通過が必須ですし、融資実行までに時間がかかってしまいます。
少しでもスピーディーに、そして経済的負担を軽減したい場合には断然ファクタリングのご利用をおすすめします。売掛債権担保融資よりも審査通過の可能性は高いですし、何よりもお金を借りるわけではないため、毎月の利息に苦しむこともありません。
また2社間ファクタリングでしたら取引先にバレることなく売掛金の譲渡が可能です。早ければ申込みから現金化まで最短30分とスピーディーな資金調達が可能です。資金繰りでお悩みでしたら是非ともファクタリングへ申込みしてみてください。
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