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ファクタリングコラム

【完全網羅】3社間ファクタリングについて徹底的に解説します

コラム

2024年4月13日

ファクタリングは、売掛債権の早期現金化ができるサービスです。ファクタリングの契約形態には「3社間ファクタリング(お客様、売掛先企業、ファクタリング会社での契約)」と「2社間ファクタリング(お客様、ファクタリング会社での契約)」の2通りがあります。契約形態により、資金調達スピードや手数料設定、取引先との関係性への影響などが異なり、正しく理解していないとトラブルにも発展しかねません。
この記事では、3社間ファクタリングについて、その仕組みやメリット・デメリット、2社間ファクタリングとの違いを徹底解説します。2社間ファクタリングと3社間ファクタリングどちらを利用すれば良いのかの悩みが解決しますので、ぜひ最後までお読みください。

ファクタリングとは

3社間ファクタリングの説明の前に、簡単にファクタリングについて説明したいと思います。
ファクタリングとは、一言で言うと「売掛債権の買取サービス」のこと。お客様が保有している売掛債権をファクタリング会社が買い取ることによって、売掛債権を入金期日前に早期現金化することができます。つまり、売掛債権入金までのタイムラグをなくすことができるサービスなのです。売掛債権の入金前に、固定費や外注費の支払いなどで早急に資金が必要な場合に、最も適した資金調達方法と言えるでしょう。

3社間ファクタリングとは

3社間ファクタリングとは、お客様、売掛先企業、ファクタリング会社でファクタリング契約を結ぶ契約形態になります。3社間ファクタリングのおおまかな流れは以下の通りです。
 

・売掛債権の発生
・お客様からファクタリング会社へファクタリングの申し込みをする
・ファクタリング審査通過後、お客様、売掛先企業、ファクタリング会社で契約を結ぶ
・必要書類提出及び、売掛先企業からファクタリング利用の承諾を得る
・ファクタリング会社からお客様の口座に買取代金(売掛債権額-手数料)が振り込まれる
・支払期日までに、売掛先企業がファクタリング会社へ売掛金の支払いをする

3社間ファクタリングは上記のような流れで行われ、利用する際には売掛先企業にファクタリング契約を承諾してもらわなければなりません。売掛先企業とも手続きをする必要があるため、3社間ファクタリングは2社間ファクタリングよりも現金化に時間がかかります。しかし、3社間ファクタリングには、2社間ファクタリングよりもファクタリング手数料が安いというメリットもあります。

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違い

2社間ファクタリングと3社間ファクタリングには、契約に関わる会社の数だけではなく、資金調達スピードや手数料設定、審査通過のしやすさなどにも違いがあります。
2社間ファクタリングは、売掛先企業が一切関与しないため、最短即日で資金調達が完了します。対し、3社間ファクタリングでは売掛先企業との間にも契約を結ばなければならず、即日での資金調達はできません。
しかし、3社間ファクタリングは、売掛先企業から直接売掛債権の存在や売掛先企業の経営状況などを聴取することが可能であり、正確な審査を行うことができます。そのため、2社間ファクタリングよりも審査通過しやすい上、手数料も割安で利用可能となります。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの違いは、以下の通りです。

・手続きの煩雑さと資金調達速度
・手数料設定
・審査通過のしやすさ

3社間ファクタリングの4つのメリット

3社間ファクタリングと2社間ファクタリングは、異なる性質を持つ契約形態です。違いがあるからこそ、3社間ファクタリングでしか得られないメリットも存在します。
前項と重複してしまう部分はありますが、以下の4つは3社間ファクタリングのメリットと言えるでしょう。

1. ファクタリング手数料が安い
2. 審査が通りやすい
3. 売掛先企業が売掛金をファクタリング会社へ直接支払うため、手間がかからない
4. 大手や銀行系もファクタリングサービスを提供している

1.ファクタリング手数料が安い

3社間ファクタリングのメリットの一つは、ファクタリング手数料が安いことです。
2社間ファクタリングの手数料相場が10%~30%と割高であるのに対し、3社間ファクタリングの手数料相場は1%~10%と割安です。ファクタリングの手数料は、売却する売掛債権額に対して生じるもの。ファクタリングでは数百万円~数千万円の取引をすることも珍しくはなく、3社間ファクタリングの手数料だけで数十万円~数百万円の差が生じることもあります。安い手数料でファクタリングを利用できる点は、3社間ファクタリングの最大のメリットでしょう。

なぜ、ここまで2社間ファクタリングち3社間ファクタリング契約形態で手数料に大きな差が開くかと言うと、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングでは、売掛債権未回収リスクに大きな差があるからです。3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングと違い、売掛先企業も参加してファクタリング契約を結びます。3社間ファクタリングではファクタリング会社と売掛先企業が直接面談をすることも可能であり、売掛債権の存在や売掛先企業の経営状況など、売掛金の未回収リスクを正確に審査することが可能です。さらに、売掛債権の返還も、売掛先企業が直接ファクタリング会社に行うことになるため、2社間ファクタリングと比べて売掛金持ち逃げのリスクがありません。
このように3社間ファクタリングは、ファクタリング会社の売掛債権未回収リスクが低くなるため、手数料は2社間ファクタリングよりも安く設定されています。

2.審査が通りやすい

3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングと比べて、審査が通りやすいです。
低手数料で利用できる理由同様、3社間ファクタリングは2社間ファクタリングと比べて売掛債権未回収リスクが低いことが、その理由となります。3社間ファクタリングは、売掛先企業からファクタリング利用の承諾を得て、売掛先企業も契約に参加しなければなりません。売掛債権の存在確認がしっかり行えることや、売掛金の返還も売掛先企業が直接行うことから、2社間ファクタリングと比べて売掛金持ち逃げのリスクがありません。
3社間ファクタリングは、審査の精度も高く、売掛金の未回収リスクも低いため、審査にも通りやすいというわけです。2社間ファクタリングでは持ち逃げリスクが考えられるため、お客様の経営状況も少なからず審査に影響を与えます。3社間ファクタリングは、お客様に赤字決算や税金未納があっても審査に悪影響を与える心配はいりません。

3.売掛先企業が売掛金をファクタリング会社へ直接支払うため、手間がかからない

3社間ファクタリングは、売掛先企業も取引に参加するため、売掛金の返還は売掛先企業からファクタリング会社へ直接行われます。
2社間ファクタリングは売掛先企業が関与しないため、お客様が返還作業をしなければなりません。返還を忘れてしまったり、遅れてしまったりした場合には、遅延損害金を支払わなければならず、トラブルにも発展しやすいです。一方3社間ファクタリングは、例え売掛金の支払いが遅れても、ファクタリング会社と売掛先企業間で取引をしてくれます。資金調達完了後に、お客様の手を煩わす作業がない点も、3社間ファクタリングのメリットでしょう。

4.大手や銀行系もファクタリングサービスを提供している

3社間ファクタリングの場合、大手や銀行系のファクタリングサービスも利用することができます。
2社間ファクタリングを提供している会社の多くは民間会社であり、大手や銀行系はほとんど2社間ファクタリングを提供していません。日本には数多くのファクタリング会社が存在していますが、その中には、ファクタリング会社を装った悪徳闇金業者が紛れている可能性があります。3社間ファクタリングは、大手や銀行系がファクタリングサービスを提供しているため、悪徳闇金業者に騙される可能性は低いでしょう。

3社間ファクタリングの2つのデメリット

悪徳闇金業者に騙される心配がなく、安い手数料で利用できる3社間ファクタリング。数多くのメリットがある3社間ファクタリングですが、いくつか把握しておくべきデメリットも存在します。

3社間ファクタリングのデメリットは、以下の2つになります。

1. 資金調達までのスピードが遅い
2. 必然的にファクタリングの利用を売掛先企業に知られてしまう

1.資金調達までのスピードが遅い

3社間ファクタリングは、2社間ファクタリングと比べると、資金調達までのスピードが遅いのがデメリットです。
3社間ファクタリングは、売掛先企業も契約に参加する仕組み上、2社間ファクタリングよりも手続きが多く、なおかつ煩雑となります。売掛先企業にファクタリング契約を承諾してもらう必要があり、売掛先企業とファクタリング会社の間でも契約を結ばなければなりません。そのため、3社間ファクタリングは、即日での資金調達は不可能であり、資金調達完了までに最短でも3日~1週間程度の時間がかかります。

2.必然的にファクタリングの利用を売掛先企業に知られてしまう

3社間ファクタリングは、その仕組み上、必然的にファクタリングの利用を売掛先企業に知られてしまいます。
ファクタリングの利用者数は、近年増加の傾向ではありますが、まだ知名度は高いとは言えません。ファクタリングへの理解が乏しい売掛先企業の場合、売掛先企業に「資金繰りが厳しいのではないか…」というマイナスな印象を持たれてしまう可能性があります。最悪の場合、取引縮小や取引停止など、取引関係に悪影響を与えることも否定できません。2社間ファクタリングより手数料が安いからと言って安易に3社間ファクタリングを利用すると、思わぬトラブルにつながりかねませんので、契約形態の選択は慎重に行いましょう。

3社間ファクタリングをおすすめできるケース

安い手数料で利用できる反面、売掛先企業との関係性悪化のリスクや即日資金調達はできないというデメリットもある3社間ファクタリング。3社間ファクタリングは、以下のようなケースでおすすめの資金調達方法と言えるでしょう。

・なるべく安いファクタリング手数料で資金調達をしたい方
・売掛先企業から3社間ファクタリングの同意が取れる方
・ファクタリング会社選びをスムーズに行いたい方
・悪徳闇金業者を絶対に回避したい方
・必要最低限の作業で資金調達をしたい方

3社間ファクタリングは低手数料で利用できます

3社間ファクタリングは、お客様、売掛先企業、ファクタリング会社の3社間での契約になります。必然的に、ファクタリングの利用を売掛先企業に知られてしまいますが、2社間ファクタリングよりも安い手数料で資金調達が可能となります。

【3社間ファクタリングの4つのメリット】
・ファクタリング手数料が安い
・審査が通りやすい
・売掛先企業様が売掛金をファクタリング会社へ直接支払うため、手間がかからない
・大手や銀行系もファクタリングサービスを提供している

【3社間ファクタリングの2つのデメリット】
・資金調達までのスピードが遅い
・必然的にファクタリングの利用を売掛先企業様に知られてしまう

3社間ファクタリングは、資金調達までに時間的余裕があり、売掛先企業もファクタリングへの理解がある場合、かなり好条件で資金調達ができる方法と言えるでしょう。

 

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