2社間ファクタリングはなぜ手数料が高い？低く抑える方法について解説

資金繰りの改善やキャッシュフローの安定化を目的として、ファクタリングの利用を検討している企業や個人事業主の方の中には、「2社間ファクタリングは便利そうだけれど、手数料が高いのでは？」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ファクタリングには主に2つの契約形態が存在します。それが「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」です。この2つの契約形態は、取引の構造や関係者の数が異なるだけでなく、手数料やリスクの度合いにも大きな違いがあるため、それぞれの特徴を理解することが重要です。

一般的に、3社間ファクタリングの方が手数料は低めに設定される傾向があります。これは、売掛先企業（取引先）がファクタリング会社との契約に関与することで、債権回収のリスクが減少するためです。一方で、2社間ファクタリングは、売掛先に知られずに利用できるというメリットがある反面、ファクタリング会社にとってのリスクが高くなるため、その分手数料が割高になるのが一般的です。

では、なぜ2社間ファクタリングの手数料が高くなってしまうのでしょうか？ そして、その手数料をなるべく抑える方法はあるのでしょうか？

そこで本記事では、2社間ファクタリングの仕組みや手数料が高くなる理由について詳しく解説するとともに、手数料をできる限り抑えて利用するためのポイントや工夫についても紹介していきます。

この記事を最後までお読みいただければ、「2社間ファクタリングでもコストを抑えながら賢く活用する方法」を理解することができるはずです。資金調達の手段としてファクタリングの導入を検討している方や、すでに利用しているけれどコスト面で見直しを図りたいと考えている方にとって、有益な内容となっていますので、ぜひご一読ください。

2社間ファクタリングはなぜ手数料が高いのか

2社間ファクタリングの手数料がなぜ高く設定されているのか、その背景には主に2つの大きな理由が関係しています。これらの理由を理解することで、手数料の高さに納得がいき、自社にとって最適な資金調達方法を選ぶ判断材料にもなるでしょう。

債権回収リスクが高くなるから

一般的に、2社間ファクタリングは3社間ファクタリングと比較して、手数料が高く設定されている傾向にあります。その理由のひとつが、債権の回収リスクの高さにあります。特に、2社間ファクタリングにおいては、ファクタリング会社が売掛先企業と直接やりとりを行わないため、売掛先の信用調査が限定的な情報に基づいて行われざるを得ないという構造的な問題があるのです。

具体的には、2社間ファクタリングでは、契約の当事者が「ファクタリング利用者（債権の売主）」と「ファクタリング会社」の2者にとどまります。売掛先企業（取引先）はこの契約に関与せず、ファクタリングを利用している事実さえ知らないケースも多いため、ファクタリング会社は売掛先の詳細な与信状況や支払い能力について、独自に外部機関やWeb上の公開情報、過去の取引履歴などを基に判断するしかありません。

つまり、収集できる情報はあくまでも表面的・間接的なものに限られ、売掛先企業の実態を十分に把握することが難しいのが実情です。その結果、ファクタリング会社としては、支払いの遅延や不履行といったリスクを織り込む必要があり、この回収不能リスクをカバーするために、手数料を高く設定せざるを得ないのです。

これに対して、3社間ファクタリングでは、売掛先企業も契約に加わり、ファクタリング会社と直接やりとりを行います。この構造によって、ファクタリング会社は売掛先の財務状況や支払い能力、業績の推移、過去の取引実績など、より詳細かつ正確な信用情報を収集することが可能になります。

売掛先企業が契約に同意し、支払いをファクタリング会社宛てに行うことがあらかじめ決められているため、支払いの実行可能性が高く、ファクタリング会社のリスクが大幅に軽減されます。その結果、自然と手数料も2社間に比べて低く設定できるのです。

このように、ファクタリング会社が債権回収の確実性をどれだけ担保できるかによって、手数料の水準が大きく左右されることがわかります。2社間はスピーディーかつ秘密裏に資金調達できる反面、審査の難しさと回収リスクの高さがコストに反映されているといえるでしょう。

金利に置き換えると融資よりも高い

2社間ファクタリングの手数料が高いとされるもう一つの大きな理由は、その手数料を「金利」に換算した場合、一般的な融資に比べて割高になる傾向があるという点です。ファクタリングは資金調達の一手段として多くの企業に利用されていますが、仕組みが異なるため、融資と同じ尺度で比較することは難しい面もあります。しかし、実際にかかるコストという観点から見ると、ファクタリングの手数料は実質的に高い「金利」と捉えることができます。

特に、2社間ファクタリングにおいては、手数料が5％〜20％程度に設定されるケースが一般的です。場合によっては、それ以上になることもあります。この手数料は、売掛債権の回収までの期間（通常1〜2ヶ月）で発生するものであり、その短期間での割合を年利換算すると、30％〜100％を超えることも珍しくありません。

たとえば、100万円の売掛債権に対して10％の手数料がかかると、手取りは90万円になります。これを1ヶ月で回収すると仮定して年利に換算すると、単純計算でも年120％相当のコストがかかっていることになるのです。この水準は、通常の銀行融資やビジネスローンと比較しても、はるかに高い数値であることは明らかです。

また、ファクタリングはあくまで「債権の売買」であり、法律上は融資ではありません。そのため、利息制限法や出資法といった金利を制限する法律の対象外となっており、金融機関の融資では設定できないような高い手数料が容認されているという側面もあります。このような背景から、利用者としては「借金ではないから安心」と感じる一方で、実際に支払うコストは融資よりもはるかに高いケースがあるという事実を認識しておくことが重要です。

特に2社間ファクタリングは、売掛先に知られずに利用できる、スピードが速いといったメリットがある反面、高コストであるというデメリットも存在します。これらを総合的に考慮した上で、ファクタリングを利用するかどうかを判断することが、健全な資金繰りと経営判断につながるでしょう。

2社間ファクタリングはメリットが多い

2社間ファクタリングは、3社間よりも手数料は高い傾向ではあるものの、独自のメリットが多いのも事実です。
そのため、2社間ファクタリングをおすすめできる企業・事業者は多いでしょう。

具体的なメリットについては以下のとおりです。

・審査から入金までが早い
・売掛先に知られずにファクタリングが利用できる

では、2社間ファクタリングのメリットについてくわしく見ていきましょう。

審査から入金までが早い

2社間ファクタリングにはいくつかのデメリットがあるものの、最も大きなメリットとして挙げられるのが「審査から入金までのスピードが非常に早い」という点です。特に、急な資金需要が発生した場合や、取引先への支払いが差し迫っているときなど、時間的猶予のない状況では2社間ファクタリングが非常に有効な選択肢となります。

2社間ファクタリングであれば、売掛先の同意や連絡が不要なため、契約手続きが非常にシンプルかつ迅速に進みます。審査から契約、そして資金の振込までがスムーズに進行するため、最短で即日、遅くとも1～3営業日以内には入金が完了するケースが一般的です。このスピード感は、他の資金調達手段と比較しても群を抜いており、特に急ぎの運転資金が必要な場合に大きな力を発揮します。

一方で、3社間ファクタリングでは、ファクタリング会社が売掛先と直接連絡を取り、債権譲渡の同意を得る必要があります。このプロセスには時間がかかるため、平均的な契約完了までの期間は10日から15日程度とされています。売掛先がファクタリングに対して協力的であれば比較的スムーズに進むこともありますが、場合によっては社内手続きに時間を要することもあり、急な資金需要には対応が難しいケースもあるのが現実です。

その点、2社間ファクタリングであれば、依頼主（利用者）とファクタリング会社の二者間で全ての手続きが完結するため、やり取りが非常に効率的で、スピード感を重視した資金調達が可能となります。書類の提出や審査も、オンラインで完結する業者が増えてきており、場所や時間を選ばず手続きを進められる点も大きなメリットです。

このように、「とにかく早く資金を調達したい」「売掛先に知られずに資金繰りを改善したい」というニーズを持つ企業や個人事業主にとっては、2社間ファクタリングが非常に適した手段といえるでしょう。

売掛先に知られずにファクタリングが利用できる

売掛先に知られずにファクタリングを利用できる点も、2社間ファクタリングならではの大きなメリットのひとつです。多くの企業や個人事業主にとって、「資金繰りが厳しい」「ファクタリングを利用した」という事実が取引先に伝わるのは、できる限り避けたいところでしょう。なぜなら、そうした情報が伝わることで、取引先からの信頼を損なう可能性があるためです。

その点、2社間ファクタリングであれば、売掛債権の譲渡について売掛先に通知する必要がなく、ファクタリングの利用を秘密裏に進めることができます。これは、現在の日本の法律に基づくもので、債権の譲渡において「譲渡通知」や「債務者（売掛先）の承諾」は法律上の要件ではないためです。そのため、売掛先に何も知られることなく、資金調達を完了できるという点は、他の資金調達手段にはない大きな安心材料となります。

ただし、例外も存在します。万が一、債権譲渡登記を行った場合には注意が必要です。債権譲渡登記とは、ファクタリング会社が債権の所有権を確実に主張できるようにするための手続きで、法務局にて登記されます。この登記は公開情報であるため、売掛先が登記簿を調査・閲覧すれば、ファクタリングの利用事実が判明する可能性があります。

とはいえ、登記情報を売掛先がわざわざ確認するケースはそう多くはなく、基本的には、売掛先に知られるリスクは低いと考えて差し支えありません。特に、登記を伴わない取引であれば、取引先に知られることなくファクタリングを活用できるため、資金繰りの改善において非常に有効な手段となります。

つまり、「資金調達を行いたいが、取引先との関係性には影響を与えたくない」といった状況では、2社間ファクタリングは理想的な方法のひとつとなり得ます。信用に関わる情報を第三者に知られることなく、スピーディーに資金化ができるという点は、2社間ファクタリングならではの大きな魅力といえるでしょう。

2社間ファクタリングの手数料を低く抑える方法

以下の方法を用いれば、2社間ファクタリングでも手数料を低く抑えることは可能です。

・オンライン上で契約する
・大手や公的機関の売掛債権を利用する
・支払いサイトの短い債権を利用する
・手数料が低いファクタリング会社を選ぶ

では、なぜ手数料を低く抑えられるのか、理由について解説します。

オンライン上で契約する

「オンライン上でファクタリング契約を結ぶことで手数料が安くなる」と聞いても、なぜそれが手数料の低下につながるのか、ピンとこない方も少なくないかもしれません。実際、ファクタリングの手数料は単にリスクへの対価だけでなく、業務にかかるさまざまなコストも含まれているため、契約方法の違いが手数料に影響を与える要因となります。

そもそもファクタリングの手数料には、売掛債権の回収がスムーズに進むかどうかという「回収リスクへの対応」だけでなく、書類審査や契約処理といった「事務手続きにかかるコスト」も含まれています。従来型のファクタリングでは、面談や郵送での書類やり取り、複数の担当者による人力での審査・確認作業が必要となり、それに伴って人件費や事務コストが発生します。その分が、利用者の支払う手数料に反映される構造になっているのです。

一方、近年増えている「オンラインファクタリング」サービスでは、こうした事務作業の大部分をデジタル化することにより、手数料の削減が実現されています。多くのオンライン型サービスでは、申込から審査、契約、入金まですべてをウェブ上で完結できる仕組みを採用しており、人が手作業で行っていたプロセスの一部またはすべてをAI（人工知能）や自動化システムに置き換えることで、業務効率を大幅に向上させています。

たとえば、AIによる与信審査では、提出された売掛先情報や過去の取引データを自動で解析し、リスクの有無を短時間で判断します。これにより、従来必要だった複数人のチェックや確認作業が不要となり、ファクタリング会社としては人件費や管理コストを大幅に削減できるのです。

こうして浮いたコストは、手数料の引き下げという形で利用者に還元されることが多く、「オンラインでの契約ができるファクタリングサービスほど、手数料が抑えられている」という傾向が見られる理由でもあります。

つまり、ファクタリングにおいて手数料を少しでも抑えたいのであれば、「オンライン完結型かどうか」「AI審査を採用しているか」といったサービスの特徴を確認することが重要です。無駄なコストをかけずにスピーディーに資金調達ができるのは、デジタル化された現代ならではのメリットと言えるでしょう。

大手や公的機関の売掛債権を利用する

ファクタリングにおいて手数料を抑えるうえで非常に有効なのが、「債権回収リスクをできるだけ低くする」ことです。その具体的な方法のひとつとして、大手企業や公的機関に対する売掛債権を利用することが挙げられます。

ファクタリングにおいては、利用者自身の信用力よりも、「売掛先（債権の支払者）」の信用力がより重要な判断材料となります。ファクタリング会社は、売掛債権が確実に回収されるかどうかを判断するために、売掛先の経営状態や信用情報をもとにリスク評価を行います。もし売掛先の信用が不十分であると判断されれば、ファクタリング会社にとっては「回収不能になるリスク」が高まるため、その分を補填する形で手数料が高めに設定されることになります。

逆に言えば、売掛先が高い信用力を持っている場合、つまり支払い能力が高く、支払い遅延などの心配がほとんどない企業であればあるほど、ファクタリング会社にとってのリスクは低くなります。その結果として、手数料を抑えた条件でファクタリングを利用できる可能性が高くなるのです。

とりわけ、上場している大手企業や、地方自治体・官公庁などの公的機関を売掛先とする債権は、非常に信用力が高いと見なされるため、ファクタリング会社からの評価も高く、手数料面で優遇されやすい傾向にあります。たとえば、同じ100万円の売掛債権でも、売掛先が小規模な零細企業である場合と、大手メーカーや官公庁である場合とでは、適用される手数料に大きな差が出ることが一般的です。

もちろん、業種や地域、さらにはファクタリング会社ごとの基準によって、ある程度の手数料の下限や上限が設定されているため、どんな売掛債権でも極端に安くなるというわけではありません。それでも、全体として見れば、信用力の高い売掛先に対する債権であればあるほど、手数料を有利にできる可能性が高いという点は、意識しておきたい重要なポイントです。

資金調達を検討する際には、自社の状況だけでなく、どの取引先に対する債権をファクタリングに出すのかという視点も非常に重要になります。特に複数の売掛先を持つ事業者であれば、最も信用度が高い取引先の債権を優先的に利用することで、コスト面でのメリットを最大化することができるでしょう。

支払いサイトの短い債権を利用する

ファクタリングにおける手数料の算出にはさまざまな要素が関与しますが、その中のひとつとして「支払いサイトの長さ」も見逃せないポイントです。はリスクや負担が大きくなり、それが手数料に反映される可能性があるのです。

通常、売掛債権の支払いサイトは30日から60日程度が一般的です。たとえば「月末締めの翌月末払い」といった商慣習が典型であり、企業間取引では特にこのような条件が多く見られます。しかし、もし支払いサイトがこれよりも短く、たとえば15日や20日といった条件で設定されている場合には、ファクタリング会社が資金を回収するまでの期間も短縮されるため、回収不能リスクや資金滞留のリスクが相対的に低くなります。

このように、支払いサイトの短さは理論的にはファクタリング手数料の軽減要素になり得ます。回収までの期間が短いほど、ファクタリング会社にとってのキャッシュフロー負担が減り、また債権回収における不確実性も軽減されるためです。そのため、他の条件が同じであれば、支払いサイトが短い売掛債権のほうが、若干ではありますが手数料が有利になる傾向があると言えるでしょう。

とはいえ、実務上は「支払いサイトの長さ」だけで手数料が大幅に上下するケースは多くありません。それよりも、売掛先の信用力や債権額の大きさ、利用者側の取引実績など、より重要とされる要素が多数存在するため、支払いサイトの短さが手数料に与える影響はあくまでも限定的です。つまり、「多少は手数料が安くなるかもしれないが、決定的な要因にはなりにくい」というのが現実的な見解となります。

したがって、ファクタリングを利用する際には、「支払いサイトの短い債権を選ぶことで手数料を少しでも抑える可能性がある」ことを頭に入れておきつつも、過度に期待はせず、他の要素とのバランスを見ながら活用していくことが重要です。資金繰りの安定や費用対効果を考えるうえでも、債権選定は戦略的に行うべきポイントのひとつと言えるでしょう。

手数料が低いファクタリング会社を選ぶ

ファクタリングを利用する上で、最も重要なポイントのひとつは「できるだけ手数料が低いファクタリング会社を選ぶこと」です。ファクタリングは資金調達手段の中でもスピーディーで柔軟性に優れていますが、手数料の高さがネックになるケースも少なくありません。だからこそ、複数のファクタリング会社を比較し、信頼性がありつつも、良心的な手数料設定をしている業者を選ぶことが、コストを抑えた資金調達の鍵となります。

ところで、「なぜファクタリング会社ごとに手数料に大きな差が生まれるのか」と疑問に感じる方も多いでしょう。その理由の一つに、ファクタリングには「利息制限法」や「出資法」などのような、利率の上限を制限する法律が適用されない点が挙げられます。融資であれば、法律で利息の上限が定められており、金融機関はそれに従う必要があります。しかし、ファクタリングはあくまで「債権の売買契約」に該当するため、利率や手数料の制限を受けません。

そのため、ファクタリング会社は自社の経営方針や想定するリスク水準、ターゲットとする顧客層などに応じて、独自の手数料設定ができるという特徴があります。実際、市場には数％という低水準で取引可能なファクタリング会社もあれば、20％以上の高めの手数料を設定している業者も存在します。特に2社間ファクタリングの場合、売掛先に知られずに取引できるという利便性の高さと引き換えに、一般的に手数料は高くなりがちですが、それでも会社によって大きな開きがあります。

とはいえ、単に「手数料が安いから」という理由だけでファクタリング会社を選ぶのは注意が必要です。というのも、手数料が低いファクタリング会社ほど、売掛債権の信用リスクに対して厳しくチェックを行う傾向にあり、審査基準が高くなるケースがほとんどだからです。つまり、どのような債権でも買い取ってもらえるわけではなく、売掛先の支払い能力や信用状況、契約内容などを慎重に審査したうえで、リスクの低いと判断された債権に限って手数料を安く設定しているというのが実態です。

そのため、手数料の安いファクタリング会社を利用したいと考える場合には、自社の提出する売掛債権の質にも十分注意する必要があります。たとえば、上場企業や官公庁、大手企業など信用力の高い売掛先との取引で発生した売掛債権を活用すれば、審査にも通りやすく、低手数料での契約につながりやすいでしょう。

結論としては、ファクタリング会社を選ぶ際には「手数料の水準」「審査の厳しさ」「対応の丁寧さ」「契約の透明性」といった複数の視点から総合的に比較検討することが大切です。そして、自社の状況や売掛債権の内容に適した会社を見極め、無理なく利用できるサービスを選ぶことで、費用負担を抑えながら安全・確実な資金調達が可能となるのです。

2社間ファクタリングはなぜ手数料が高いのかに関するQ&A

ここでは、2社間ファクタリングの手数料がなぜ高いのかに関して、よくある質問をまとめました。

ファクタリングで金利が発生しないのはなぜですか？

ファクタリングは融資や借入ではなく、資産の売却に該当するため、金利が発生しません。
ただし、金利の代わりに手数料が必ず発生するので、売掛債権を全額得られるわけではない点に注意しましょう。

各ファクタリングの手数料が知りたい方は、下記の相場を参考にしてください。

・2社間ファクタリング：10〜30％
・3社間ファクタリング：1〜10％

2社間ファクタリングは売掛債権ならどれでも買い取ってもらえますか？

現在のファクタリングでは、確定債権・将来債権・債権譲渡禁止特約の3種類が買取対象です。
ただし、審査に通りやすいのは確定債権で、細かな部分はファクタリング会社によって異なります。

もし2社間ファクタリングで買い取れる売掛債権かわからない場合は、ファクタリング会社に相談してみるといいでしょう。

2社間ファクタリングはなぜ手数料が高いのかまとめ

今回は、2社間ファクタリングはなぜ手数料が高いのか、理由と低く抑える方法について解説しました。
なぜ手数料が高いのかは、債権回収リスクが関与している点を理解してもらえたはずです。

最近では、3社間ファクタリングと変わらない低手数料の2社間ファクタリングも増えています。
ぜひ、利用する売掛債権や適切な会社選びを行い、正しいファクタリングをしていきましょう。