ファクタリング利用時に交通費は請求されるの？出費を抑えて資金調達する方法

ファクタリング利用時に交通費は請求されるの？出費を抑えて資金調達する方法

ファクタリング

2024年2月28日

この記事ではファクタリングを利用した際の交通費について解説します。
「ファクタリングで交通費はかかるの？」
「ファクタリングで交通費を請求するのは違法なの？」
などファクタリングと交通費について解説します。

ファクタリングでは売掛金の買取手数料はもちろん、業者が自社へ訪問する際に交通費がかかる場合があります。全てのファクタリング業者で交通費を請求されるわけではありませんが、資金繰りに厳しく今すぐ資金調達が必要という状況の時こそ少しでも出費を抑えたいものです。

そこでこの記事では、ファクタリング利用時に交通費は請求されるのか？どうやったら交通費なしでファクタリングできるのか？などについて詳しく解説します。出費を少しでも抑えてファクタリングしたい経営者や事業者に向けてまとめましたので、是非参考にしてください。

交通費について知る前に… ファクタリングとは【基礎知識】

ファクタリングの交通費について知る前に、まずはファクタリングとはどんなサービスなのかを知っておきましょう。ファクタリングとは、企業が債権として持つ取引先の売掛金を買い取ってもらい、すぐに現金化が可能な資金調達方法の1つです。

これまで欧米では中小企業における一般的な資金調達方法でしたが、ここ最近になって日本でも注目を集めるようになってきました。もちろんファクタリングに違法性はなく合法で利用できます。

それではもう少し詳しくファクタリングのメリットや契約方法について解説していきます。

入金サイクルが訪れる前に売掛金を現金化

企業間の取引というのは各社の入金サイクルに合わせて支払われます。日本では末締め翌月末払いや翌々月末払いが一般的で、売掛金を受け取るためには入金サイクルを待たなければいけません。

財務状況が安定している企業でしたら問題ありませんが、資金繰りに厳しい中小企業にとって売掛金の存在はもちろん、持ち出しの多い取引の場合には死活問題になります。

そんな時の資金調達方法として選ばれているのがファクタリングです。売掛金をファクタリング業者へ譲渡し、入金サイクルが訪れる前に現金化が可能なサービスです。

もちろん売掛金の譲渡には手数料を支払わなければいけませんが、お金を借りるわけではないため、毎月の返済による負担がありません。ファクタリングは売掛金の入金待ちで資金繰りに厳しい企業におすすめの資金調達方法です。

注意したいのはファクタリングを装った闇金の存在です。ファクタリングを謳っているのにも関わらず、融資の提案をしてきたり、ファクタリングには認められていない分割払いを求めてくる業者は絶対に利用してはいけません。

事実、偽装ファクタリングの被害が多数報告されているため、ファクタリング業者選びは慎重に行いましょう。

融資とは全く異なる資金調達方法

ファクタリングは売掛金の「譲渡」であり、お金を借りる「融資」とは性質が全く異なる資金調達方法です。つまりファクタリングをしても、融資のようにバランスシートに負債として計上されません。

バランスシートへの影響がなければ、将来的な銀行融資や行政の貸付審査に有利ですし、会社としての信頼性も維持できます。さらに個人信用情報機関のデータベースにも一切記録されないため、個人の信用情報にも傷をつけません。

もちろんファクタリングの審査でも信用情報は関係ありません。どれだけ過去に返済遅延や踏み倒しなどの重大な金融事故を起こしていても、信用ある取引先の売掛金があれば、今すぐに資金調達できます。

融資は審査が心配、バランスシートに傷をつけたくない、そんな経営者や事業者におすすめです。

大きく2種類あるファクタリングの契約方法

ファクタリングには「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」の2種類があります。どちらも同じ売掛金の譲渡ですが、契約形態に大きな違いがあります。

2社間ファクタリングは、自社とファクタリング業者のみで契約します。ファクタリング業者にとっては未回収リスクが高くなるため、手数料は割高になります。しかし売掛金にバレずにファクタリングできるという大きなメリットがあります。

そして3社間ファクタリングは、自社とファクタリング業者に加え、売掛金も一緒に契約します。こちらはファクタリング業者が直接売掛金を受け取るため、必然的に未回収リスクが減ります。そのため、手数料も2社間ファクタリングよりも圧倒的に低くなります。

両契約方法のメリット・デメリットを理解した上で、どちらのファクタリングを利用するか決めましょう。

ファクタリングの申込み時に交通費はかかる？

ファクタリングには買取手数料の他、交通費を別途請求対象としている業者も存在します。交通費は正直無駄な出費でもあるため事前に確認しておく必要があります。

交通費とは、ファクタリング業者の担当者が自社へ訪問する際に発生する費用です。ファクタリング業者としては必要経費ではありますが、利用者にとっては避けたい出費です。

そんなファクタリングの交通費についてもう少し詳しく解説していきますので、是非参考にしてみてください。

各ファクタリング会社によって異なる

交通費がかかるかかからないかは、各ファクタリング会社によって異なります。ファクタリング会社の事務所が遠くにあり、自社への訪問が必要な時には、交通費を請求される可能性が高くなります。

また交通費ではなく、事務手数料としてまとめて請求されるケースもあります。見積書に基本となる買取手数料以外の手数料があった場合には、交通費は込みなのか、それとも別途支払う必要があるのかをきちんと確認しておきましょう。

ファクタリングの交通費は無駄な出費

正直なところ、ファクタリングの交通費は無駄な出費といえます。買取手数料が10～30%（2社間ファクタリングの場合）と高額の中、さらに交通費まで請求されたら損失があまりにも大きくなります。

手数料を安く抑えようと3社間ファクタリングを選んだのに、高額な交通費がかかったら意味がありません。ファクタリングにとって交通費は無駄な出費だと理解しましょう。

ではどうしたら交通費なしでファクタリングができるのでしょうか？少しでも出費を抑えて資金調達する方法について、次項で詳しく解説します。

交通費なしでファクタリングする方法【出費を抑えて資金調達する方法】

無駄な出費であるファクタリングの交通費をなくして資金調達するためには、営業所が近所にある業者を利用するか、もしくはオンライン完結型の業者がおすすめです。

また同じファクタリングでも3社間ファクタリングの利用でさらに出費が抑えられ、その分事業資金に余裕が出てきます。資金繰りに厳しいからこそ、出費を抑えなければいけません。

上手にファクタリングすることで事業安定化に期待でき、資金繰りの悩みから解放されます。そこで最後に交通費なしでファクタリングする方法と出費を抑えて資金調達する方法について詳しく解説します。

少しでもファクタリングによる負担を軽減するためにも、是非参考にしてみてください。

営業所が近所にあるファクタリング業者を利用する

交通費がほぼかからない近所に営業所を構えるファクタリング業者を利用しましょう。地方では難しいかもしれませんが、東京や大阪などの都心部には、多くのファクタリング業者の営業所があります。

調べてみると意外にも徒歩圏内にファクタリング業者の営業所があるかもしれません。まずは電話かメールで、交通費がかかるかどうかを確認してみてください。

ただし近くても事務手数料が高かったら意味がありません。必ず事務手数料の有無、また事務手数料が必要であれば金額を確認しておきましょう。

オンライン完結型のファクタリング業者へ申込みする

オンライン完結型のファクタリング業者であれば、交通費をかけることなく申し込みから契約、現金化まで可能です。わざわざファクタリング業者の営業所へ出向いたり、訪問してもらうこともありません。

申し込み方法もとっても簡単で、まずは最低限の入力項目だけですぐにファクタリングが可能かどうかわかります。質問したい内容があれば、電話やメールを使っての問い合わせもできます。

さらに申し込みしてから現金化されるまで、早ければ30分程度で完了します。オンライン完結型だからこそのスピーディーさで、今すぐ資金が必要な時には大変助かります。

ただしオンライン完結型の中にもファクタリング業者を装った闇金が存在しますのでご注意ください。信頼と実績があり、安心安全に利用できるオンライン完結型のファクタリング業者を利用しましょう。

3社間ファクタリングを利用する

3社間ファクタリングなら、最小限の手数料で売掛金の売却が可能です。相場が1～9%と低く、たとえ交通費がかかったとしても、無駄な負担はかなり抑えられます。

しかし3社間ファクタリングには売掛先の同意が必要です。2社間ファクタリングのように売掛金にバレずに売却することはできません。

売掛先と長い付き合いで協力的なら問題ありませんが、場合によっては売掛金に財務状況の悪化が知られてしまい、自社との信頼関係に傷をつける恐れがありますのでご注意ください。

もしかしたら売掛金の早期入金に対応してくれる可能性もあるため、まずは売掛金に相談してみると良いかもしれません。

ファクタリング交通費まとめ

今回は、ファクタリング利用時に交通費は請求されるのか？また出費を抑えて資金調達するにはどうしたら良いのか？などについて詳しく解説させていただきました。

交通費がかかるかどうかは各ファクタリング業者によって異なります。自社から遠く離れたファクタリング業者を利用すると、どうしても交通費を請求されやすくなるため、余計な出費がかかります。

ファクタリングを利用するということは、現時点で資金繰りに厳しい状況のはずです。だからこそ交通費のかからないオンライン完結型のファクタリング業者を利用しましょう。

またより出費を抑えるためにも3社間ファクタリングがおすすめです。売掛先の承諾が必要となりますが、2社間ファクタリングよりも圧倒的に安く売掛金の現金化が可能になります。