フリーダイヤル フリーダイヤル0120-160-128

受付時間 9:00-19:00(日祝除く)

email オンライン査定 >

ファクタリングコラム

ファクタリングで審査落ちする理由とは?失敗しないためのコツを解説!

ファクタリング

2024年12月11日

素早く売掛債権を現金化できることで、特に中小企業の資金調達方法として注目されているファクタリングですが、個人事業主様や法人様のどなたでも無条件に利用できるわけではありません。利用には審査を受ける必要があり、状況によっては審査落ちも考えられます。しかし「審査に落ちる原因」の関する知識を持っておけば、審査前に対応したり心構えをすることで失敗を避けることも可能となります。

 

ファクタリングの審査は融資の審査とは違う

融資を希望した場合にも審査がありますが、ファクタリングと融資では審査内容は大きく違います。ですから銀行などに融資を申し込んで断られてしまったという企業も、ファクタリングを利用できる可能性はあるということになります。もちろん逆に言えば、融資が受けられたからファクタリングの審査も通れると決まっているわけではないとうことですので、しっかり準備して審査を受けるのが大切となります。

 

審査で重視されるのは「債権回収の確率」

ファクタリングの審査でも最も重要視されるのは、「売掛先から債権の代金が回収できる可能性」です。ノンリコースと呼ばれる償還請求権の無い契約が原則であるファクタリングの場合、売掛先が倒産して債権の価値が無くなったとしても申込者は支払いを肩代わりする必要はありません。ですから万が一という状況を避けるために、「売掛先や債権の信用性」が何よりも大切されるのです。

 

申込者の経営状況は重要ではない

極端な話ですが、債権の権利がファクタリング会社に対して譲渡された後であれば、売却の申込みを行った企業が倒産してしまっても買い取った側には大きなダメージはありません。これは申込みを行った企業の経営状況が審査に大きく影響しないということにも繋がり、このおかげで融資の審査に通過できなくてもファクタリングなら利用できる可能性があるということにもなっていきます。

 

取引先が中小企業でも大丈夫

売掛先や債権の信用性とは会社規模に比例するわけではありません。ファクタリング会社から見た信用性には取引実績が大きく影響しますので、長い付き合いのある信頼できる企業からの債権は評価が高くなります。ですから大手と取引した債権をお持ちでなくても、特に気にする必要はありません。

 

ファクタリング審査に落ちてしまう原因

ここからはファクタリングの審査に通過できない原因となりうる条件をご紹介していきます。中には売却する債権選びの参考になる条件もありますので、ぜひ目を通してください。

 

売掛金が譲渡不可

もし売却を希望する債権に「譲渡特約禁止条項」が付いているのであれば、その債権をファクタリング会社は買い取ることができません。また売掛先の倒産などで既に価値を失っている「不良債権」も買取をしてもらうことは不可能です。これらはそもそも売却することができない債権ですので、審査に通過できないのは仕方がない話です。

 

売掛先の経営状況が芳しくない

審査では売掛先の経営状況や借り入れ状況が大きく影響します。これらの条件が芳しくない場合には債権に対する支払が実行できなくなってしまう危険があるからです。決して好調な売上が期待されているわけではなく、問題なく支払ができると期待されればOKです。少なくとも皆さんから見て経営状況などに不安がある債権は、売却を希望するのは避けておくのが無難と言えます。

 

売掛先に金融事故や税金滞納がある

現状の経営状況に問題がないとしても、過去に金融事故や現在税金の滞納がある場合には審査は厳しくなりがちです。これも代金の支払に関する信用性に影響しています。金融事故や滞納が解消してからある程度の期間が過ぎているのであれば、審査に悪影響を及ぼさない期待も持てますが、その基準は各ファクタリング会社によって違ってきます。

 

債権の取引実績不足

売却を希望する債権が初めて取引をする企業のものだった場合にも、審査通貨は難しくなります。何度か取引がある企業とは違い、取引実績が不足していると考えられてしまうからです。継続的に取引があり、きちんと支払いが行われている取引先の債権を選択すると安心です。

 

債権の額が少額過ぎる

これはファクタリング会社の都合とも言えますが、少額の債権の買取は手数料を高く設定しにくく買取側にとっての旨味があまりありません。ですから少額債権の買取に対して歓迎されにくいのは事実です。小さな額の売掛金を積極的に買い取ってくれる場所もありますので、その様な場所を選ぶか、少額債権を複数用意して合算してある程度の額になる様にするのがおすすめです。

 

支払サイトが長過ぎる

支払サイトが60日以上残っている売掛債権は、ファクタリング会社から買取を拒否されてしまう危険があります。支払サイトが長いとそれだけ回収リスクも高まると考えられるのがその理由ですが、買取審査に通過できたとしても手数料が高くなる理由ともなります。支払サイトが60日以下の債権があるのであれば、そちらを選ぶと審査に通りやすくなり手数料もほどほどで済むことが期待できます。

 

申込者が差し押さえに会う可能性がある

ファクタリングの審査では申込者の経営状況は大きく影響しませんが、税金の滞納などにより「差し押さえ」がされてしまう危険があるなら話は変わります。売掛債権が差し押さえされてしまう様なことになれば、売掛金の回収をファクタリング会社が行えなくなってしまうことにもなりかねません。しかし差し押さえの危機があるほどのよほどの状況で無ければ、それほど心配する必要もありません。

 

審査に必要な書類が準備できていない

審査を受ける際には本人確認書類や請求書、通帳のコピーなどの書類を提出しなくてはなりませんが、その書類が提出できなかったとすれば審査に通過できる可能性は当然低くなります。提出できなかった書類次第では架空の債権である可能性も否定できなくなりますので、ファクタリング会社が買取を渋るのも仕方ないと言えます。

 

3社間契約で売掛先の承諾が得られない

売掛先からの承諾を受けて債権の売却を行う3社間ファクタリングは、低い手数料が設定されやすいなどの魅力があります。しかし手続き中に売掛先からの承諾が受けられなければ3社間の契約は不可能となります。この場合には2社間に変更するしかありませんが、前もって話を通しておけば安心です。

 

面談での心象が悪い

申込みを行った後や審査段階でファクタリング会社からの面談が行われることが多く、その際の担当者から見た印象も審査に与える影響は小さくありません。相手に対して極端にに下手に出る必要はもちろんなく、社会人同士として失礼がない対応をすれば大丈夫です。

 

審査通過率を上げるためには?

ファクタリングの成功率を少しでも高めるためには、売掛先や契約方法の選択が重要になります。また丁寧な書類提出や面談対策をしておくことも審査の通過率を上げる効果が期待できます。

 

信用度の高い取引先の売掛債権を選ぶ

・経営が安定している

・取引実績が豊富(継続した取引がある)

この様な条件を満たしている売掛債権は、ファクタリング会社にとって安心して買取ができる債権となります。またある程度まとまった額(50万円程度以上)あると、歓迎されやすくなります。

 

3社間契約を選択する

取引先との関係を考慮すると、取引先からの承諾を必要としない2社間契約を選択したくなるかも知れませんが、審査に通りやすくする目的があるのなら3社間契約をおすすめします。実際ファクタリングは国も認め、海外では一般的な資金調達方法ですので、取引先からの承認を得ることは難しくはありません。また3社間契約には手数料が低く設定されやすいというメリットもあります。

 

書類の準備を確実に丁寧に

これは銀行融資でも同じことですが、提出書類に不備があると審査が長引き、審査落ちの原因にもなります。素早い現金化を求めていても、慌てて準備をして提出書類に問題があっては望みを実現するのは不可能です。落ち着いて一つ一つ、丁寧な準備を心がけましょう。

 

面談時の対応に気をつける

面談時は必要な情報を聞き出すだけではなく、申込者の人格などを含めた信用性も見られているとお考えください。横柄な態度を取っている人物が経営する会社では、どんなトラブルが起きるかと心配されてしまいます。普段の仕事での取引先への対応の様に社会人としての常識を持って面談に望みましょう。また聞かれる質問を想定して、しっかりと応えられる様にしておければ好印象が得られるはずです。

ファクタリングで審査落ちを回避するコツ

信用度の高い売掛債権を選ぶ

ファクタリングで審査落ちを回避するポイントとして、信用度の高い売掛債権を選ぶことが挙げられます。

信用度の高い売掛債権なら、ファクタリング会社も回収遅れや貸し倒れなど心配することなく、安心して契約できます。

たとえば売掛先が公的機関や上場企業の場合、売掛金が未回収となるリスクはかなり低いと考えられるため、審査落ちする可能性も低くなります。

しかし売掛先が中小零細企業ですでに業績が悪化している状態の会社の場合や、売上は好調でも評判が悪い会社のときには審査落ちリスクが高くなるといえるでしょう。

入金サイトが短めの売掛債権を選ぶ

ファクタリングで審査落ちを回避するためには、支払期間である入金サイトが短めの売掛債権を選びましょう。

先に述べたとおり、入金サイトが長い売掛債権は、万一売掛先が倒産すると貸し倒れになるリスクを高めます。

そのため支払期日までの期間は長くて2か月程度の債権を選ぶことが審査落ちを防ぐポイントです。

売上とバランスが取れている売掛債権を選ぶ

ファクタリングで審査落ちを回避するためには、売上とバランスの取れている売掛債権を選ぶようにしましょう。

売上と売掛金のバランスが悪いと審査落ちしやすいといえますが、たとえば月売上300万円程度であるのに、3,000万円の売掛金買取を申し込むケースなどです。

売上と売掛金が見合っていないと、偽造や捏造された請求書を使っているリスクが懸念されるようになります。

譲渡禁止特約なしの売掛債権を選ぶ

ファクタリングで審査落ちを回避するには、「債権譲渡禁止特約」なしの売掛債権を選ぶようにしましょう。

債権譲渡禁止特約とは、債権を第三者に譲り渡すことを禁止する特約であり、債務者の権利保護の特約です。

近年では、債権譲渡禁止特約がついた債権でも譲渡可能になるなど、民法の改正もありました。

しかしそもそも売掛先が債権譲渡を禁止しているのに、その特約を無視してファクタリング会社が買い取ったとしても、後々何らかのトラブルが予測されます。

そのため法律では有効とされている場合でも、債権譲渡禁止特約のついた場合には審査落ちする可能性が高いといえるため、債権譲渡禁止特約なしの売掛債権を選ぶようにしてください。

架空債権でないことを示す

ファクタリングで審査落ちを回避するポイントとして、売掛金が架空債権でないことを示すことが必要です。

申し込みの際に、売掛金が存在していることを証明するための以下の書類を提出しましょう。

売掛先との基本契約書

売掛先からの入金が確認できる通帳
・個別契約書
・請求書
・見積書
・受注書
・納品書
特に新規の取引先との間で発生した売掛債権を売却するときには、契約が存在し、それによる請求・売掛金が発生していることを証明することが重要です。

複数の書類を多く提出し、存在が認められれば審査落ちを回避できる可能性は高まります。

丁寧な対応や態度を心掛ける

ファクタリングで審査落ちを回避するポイントとして、ファクタリング会社との対応の中で丁寧で信頼してもらえる態度を心掛けることが挙げられます。

ファクタリング審査では売掛先の信用度が重視されますが、利用者の人柄や人間性なども重要です。

ファクタリング会社からの質問に誠実にこたえることや、返答に矛盾などないことが大切といえます。

疑念を抱かれてしまうと、架空債権や二重譲渡ではないかといったことまで不安を持たれるようになり、審査落ちのリスクが溜まります

時間や約束を守ることや嘘をつかないこと、面談の際には身だしなみを整えておくことなど、ビジネスマナーの基本を守れば問題ないといえるでしょう。

 

審査は総合的に判断される

審査落ちしてしまう原因などをご紹介してきましたが、審査は総合的に判断されますので、小さな問題が積み重なって審査落ちとなることも考えられます。また幾つか印象の悪い条件があったとしても、他の項目で印象が良ければ審査通過できる可能性はあります。また審査基準は各ファクタリング会社によっても異なりますので、できる限りの準備をして審査に臨んでも期待する結果が得られなかったのであれば、失敗の理由を見直した後に他社での審査にチャレンジしましょう。

 

審査通過は決して難しくはない

審査に対してしっかりと準備をすることは重要ですが、ファクタリングが銀行融資などと比較すれば利用しやすい資金調達方法であることも忘れないでください。多くの企業が審査に通過しており、審査に通ることは決して難しいことではないのです。油断せずに申し込みを行い手続きを進めれば、売掛債権の現金化は高確率で実現できます。

まとめ:ファクタリングで審査落ちする理由とは?失敗しないためのコツを解説!

ファクタリングで資金調達したくても、審査落ちでは利用できず、資金繰りを改善させることもできません。

ファクタリングの審査は、売掛先の信用度が最も重視されますが、利用者の信用度もまったく無視できるわけではないということです。

買取依頼した売掛金が本当に実在するのか、遅れずに回収できるのかなど、ファクタリング会社が審査で確認する項目は多々あります。

特に2社間ファクタリングは早ければ即日現金化が可能になるほどスピーディですが、その短い審査時間の中で信頼できる相手か見極めなければならないのです。

そのためファクタリングで審査落ちを防ぐためには、審査がスムーズに進み安心して契約してもらえる根拠を示すことといえます。

できるだけ提出する書類は多いほうがよく、信用するに値すると判断されることを意識すれば、審査に通る可能性は高くなると考えられます。

 

その他「ファクタリング」記事

 

 

 

to top