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ファクタリングコラム
2024年11月10日
目次
売掛債権買取業務を行う会社に対し売掛金を売却し現金化を行うファクタリングでは、ファクタリング会社に手数料を支払う必要があります。融資の場合は利息制限法によって金利の上限が決められていますが、ファクタリングの手数料も規制の対象になるのでしょうか?さらに手数料の相場や注意点などに関しても解説させていただきます。
融資の場合は利息が貸付を行っている側の儲けに直結します。しかしファクタリングは融資ではありませんので利息が発生することはありません。ファクタリングにおいては「手数料」が利益に直結しており、手数料を得なくては経営を続けることができないということになります。ですから「手数料無料」というようなファクタリング会社が存在することは考えられず、その額がいくらほどになるのかが資金調達をする際には重要な要素なります。
ファクタリングの手数料の相場は「1%から30%程度」と非常に幅広いのですが、2社間と3社間のどちらの契約方法を選択するかでも大きく違ってきます。売掛先への通知を行わないことで売掛先へ知られずに債権の売却が行いやすい2社間ファクタリングでは、「10%から30%程度」が相場と言われます。それに対して売掛先への通知などを行う3社間ファクタリングの場合は審査が通過しやすくなることにプラスして、「1%から10%」という低めの手数料が設定される期待が高くなります。
手数料の相場が1%から30%と聞くと、ファクタリング手数料の上限は「30%」だと思われるかも知れません。しかし実際には手数料の上限を規制する法律はなく、はっきり言ってしまえば「ファクタリング会社次第」というような状況なのです。
融資であれば、「利息制限法」によって最大でも年利は20%までと定められています。さらに借り入れ時の元本の額が10万円以上100万円未満であれば18%となり、100万円以上となれば年利は15%までと上限は借り入れ額に応じて低くなります。しかしこの法律はあくまで利息が発生する「融資」に対してであり、ファクタリングで必要となる「手数料」は対象外なのです。
ファクタリングの手数料は原則的に利息制限法の対象外ですが、状況次第では対象となる可能性があります。しかしそうなる場合の多くでは、一般的なファクタリングとは違うサービスが提供されている可能性が高い点にご注意ください。利息制限法の対象となるファクタリングにはどのようなものがあるかを知っておき、そのようなサービスを契約しそうになった際には契約して本当に大丈夫かを確認することが大切です。
一般的にファクタリングは償還請求権のない「ノンリコース」であることが基本です。しかし一部の銀行やノンバンク、またはその関係会社が行っているファクタリングサービスの中には、契約条件が「償還請求権あり(ウィズリコース)」となっていることがあります。この場合はファクタリングと名乗りながらも融資に近いサービスと判断される可能性があり、利息制限法の対象となる可能性があります。
銀行やノンバンクなどは貸金業に登録しているはずですが、貸金業に登録していない業者が担保や保証人を求め実質的に融資と判断される内容で業務を行っていることもあります。このような業者はいわゆる「ヤミ金融」であり金融業に登録していない時点で違法ではありますが、さらに本来ならば利息制限法の対象となることを知りながらも手数料という名目で法外な金額を求めてくる危険があります。利用を考えている場所が安心して申込める場所なのかを慎重に判断することが大切です。
ファクタリングの手数料を抑えるなら、下記の方法を試してみましょう。
ファクタリングの手数料は会社によって違います。
複数のファクタリング会社を比較・見積りも出してもらえば、手数料が安くて自社の希望に合うファクタリング会社を見つけられるはずです。
売掛先の信用力が低いと手数料は高くなり、信用度が高いと交渉次第では手数料を抑えることができます。
売掛先が信用できる会社であることを示すために、証拠になり得る取引実績に関する書類(請求書や入金履歴など)を用意するのもおすすめです。
ファクタリング会社の中には、ひと月限定や初回限定として定期的にキャンペーンを実施しているところもあります。
キャンペーン期間中は手数料が下がることもあるため、そのタイミングで利用するのも良いでしょう。
ファクタリングを利用する際の手数料にはどのような費用があるのか、事前に手数料の内訳を理解しておきましょう。
ファクタリング手数料は、売掛債権の額面から売掛債権の売却価格を引いた金額で、ファクタリング会社の利益となります。
先述の通り債権の未回収リスクを引き受けるファクタリング会社への対価ともいえるものです。
ファクタリング会社によってファクタリング手数料の決め方は異なりますが、2者間ファクタリングと3者間ファクタリングどちらで契約するのか、売掛先の信用力などを考慮して決まることが一般的です。
なお、ファクタリング手数料には消費税がかかりません。
必須ではありませんが、2者間ファクタリングを利用する場合、債権譲渡登記を求められる場合があります。
債権譲渡登記とは、二重譲渡のリスクを防ぐためのもので、債権譲渡が行われたことを第三者に対して主張する方法(対抗要件)の1つです。
登記費用は登記免許税として7,500円ほどかかります。
(司法書士へ依頼する場合は約5万円~10万円の費用が別途発生します)
債権譲渡登記ができるのは法人のみで、個人事業主は債権譲渡登記を必須としているファクタリング会社とは契約ができないので、事前にしっかりと確認しましょう。
ファクタリングでは事務的な経費(審査や契約にかかった諸経費)を手数料として請求することもあります。
事務手数料は数千円から、高くても数万円程度が相場となっており、一般的に事務手数料には消費税がかかります。
ファクタリングで債権譲渡契約を締結する際、契約書に印紙を貼る必要があります。
印紙代は、契約金額が
・1万円未満の場合:非課税
・1万円以上の場合:200円
のように、売掛債権の額によって変動します。
ただし、電子契約の場合は印紙代が不要です。
面談や契約をオンラインではなく対面で行うためファクタリング会社に出向いてもらう場合、交通費や出張費用は利用者が支払うケースもあります。
しかし、出張費用と称し高額な出張費を請求されたり、本来利用者が負担する必要のない用途不明の手数料を請求される場合もあるので、不安な場合には内訳と細かな用途の説明を求めましょう。
手数料に関する規制がないとなると、申し込み先が提示してきた手数料の額が妥当であるかを判断するのも難しいと考えてしまうかも知れません。しかし落ち着いて対応すれば妥当性を判断することは十分に可能です。悪質な業者に高い手数料を奪われないためにも、納得できる手数料で売掛債権の売却ができる場所を見つけましょう。
まずは提示された手数料が相場の範囲内であるかをチェックしましょう。ファクタリング会社は契約方法だけでなく、売掛金の回収リスクも考慮して手数料を設定します。ですので、回収リスクが高いと判断された場合には相場を超える額を請求される可能性はゼロではありません。しかし相場を大きく超える手数料を設定せざるを得ない場合は審査通過できない確率も低くはなく、そう考えれば相場を大きく超えた手数料を提示されることはあまり無いとも考えられます。
手数料の額が妥当かを判断するには「相見積り」が非常に有効です。複数のファクタリング会社に申し込みを行うことで、手数料の妥当性の大きな判断基準にすることができるからです。ただし申込みを行った会社の数に比例して、労力と時間が必要になることを考慮する必要もあります。また相見積りを撮った中で「一番手数料が低い場所が優良ファクタリング会社ということではない」ということを前もって理解しておくことも重要です。手数料だけで選んだ結果、対応や現金化にかかる時間に不満を感じてしまうことになっては満足感の低いファクタリングになりかねません。
少しでも調達できる現金を売掛金の額面に近づけたいと考えた場合、手数料は最重要ポイントとなるかも知れません。しかしファクタリング会社の中には、手数料とは別に諸費用を求めてくる場所も存在します。債権譲渡登記を行うための費用であったり印紙代であったりと請求されることに問題がない費用であることが大半ですが、諸費用を考慮せずに契約を行ってしまうと思ったよりも手に入る現金が少なくなってしまう危険も考えられます。
多くのファクタリング会社では妥当性の高い手数料を提示してくるはずです。これは逆に言えば高額な手数料を求めてくる場所の多くは「悪質なファクタリング会社」である可能性が高いということであり、そのような場所を避けることができれば適正な手数料での取引ができる確率が高まります。ここからは悪質なファクタリング会社を見抜くポイントを解説します。
悪質なファクタリング会社はヤミ金融が関係していることも少なくはなく、公式サイトの情報が明らかに怪しかったり嘘があることも珍しくはありません。例えば記載されている住所が架空であったり、2社間ファクタリングでありながら相場より遥かに低い手数料で取引できるかのように書かれている場合には注意が必要です。他にも受付電話番号が携帯番号という場合も、信頼度が高いとは言い難くなります。
申込みを行ったあとは、ファクタリング会社側の対応もしっかりと見ておきましょう。特に質問に対して真摯に答えずはぐらかしてきたり、回答に時間がかかり過ぎる場合には注意が必要です。同じファクタリング会社を繰り返し利用することで、手数料が低くなる期待があります。しかし対応に満足できない場所では繰り返しの利用は行いにくく、またトラブルが発生する危険も低くはないはずです。
納得できる条件で契約が行えるとなったとしても、契約書の内容をしっかり確認した上で手続きを進めるようにしてください。そして必ず契約書の控えを受け取らなくてはなりません。もし控えを渡すことに対して何らかの理由を付けて断ってくるのであれば、そのファクタリング会社には控えを渡すことで不都合が発生する理由があるのかも知れません。
買速ならばファクタリング業界最低水準の「1%から」という低い手数料での買取も不可能ではなく、手数料以外の費用も一切不要です。さらに2006年3月に設立されてから積み重ねてきた実績により、安全で安心なファクタリングによる資金調達を実現していただけます。売掛金の買取に関して相見積を取る際にも、その候補の一つとして「買速」を是非お加えください。
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