受付時間 9:00-19:00(日祝除く)
ファクタリングコラム
2020年10月15日
目次
企業の資金調達方法として代表的なのは「融資」ですが、審査に時間がかかるなどの理由から、急ぎで現金が必要な時などにタイムリーな資金調達を行うには向いているとは言い難いのが難点です。しかし「ビジネスローン」は、そのデメリットを解決してくれる資金調達方法なのです。この方法で資金繰りを行えばどんなメリットが得られるのか?気になるデメリットと併せてご紹介します。
法人や個人事業主、フリーランス向けのローン商品の一つが「ビジネスローン」と呼ばれています。特徴としては一般的な銀行での融資などと比較した場合に「契約に手間がかからず融資までにかかる期間が短い」ことが挙げられます。
ビジネスローンは事業資金として利用することができる、「カードローン」の様なモノと説明するのがわかりやすいかも知れません。インターネットから申し込みできる商品も多くあり、中には契約後はコンビニATMからの手続きで融資が受けられる場所も存在します。使い勝手に関してはカードローンに匹敵しながらも、カードローンでは不可能な事業資金しての利用ができるのがビジネスローンなのです。
銀行などからの融資と比較した場合、利便性で大きく優れているビジネスローンですが、便利さ以外に他にも幾つものメリットを持っています。そして契約前に理解しておくべきデメリットがあることも忘れてはなりません。これからご紹介するメリット・デメリットを知っておくことは、ビジネスローンを活用するためにも重要なポイントとなるはずです。
ビジネスローンの融資対象者となるのは「法人」または「個人事業主」となっていることがほとんどです。フリーランスの方も含まれますので、ご自身で事業を行っているのであれば対象と考えて問題ありません。融資対象者となる為の条件として年齢制限が設定されていることも多いのですが「20歳から満69歳未満」となっていることが多く、経営をされている方の大半は対象となることができるはずです。
不動産などを担保として設定することで低金利が期待できる商品も存在しますが、ビジネスローンは基本的に無担保・無保証人での利用が可能です。ですから担保に設定できる不動産などが無くても、また保証人のアテが無くとも利用することができるのです。これも多くの経営者様にとって大きなメリットになるのではないでしょうか?ただし法人の場合は、代表者様が連帯保証人となることが原則的に求められますので、その点にはご注意ください。
ビジネスローンはインターネットから申し込みが行える商品も増えており、申し込み手続きに関するハードルは低めです。さらに書類提出もネット経由や郵送で行える利便性の高い場所や、必要書類が揃えば即日で審査結果が出るなどスピード感抜群の場所も少なくはありません。融資を受けるのには手続きに手間がかかり、数週間から一ヶ月程度の時間が必要になると思われがちですが、ビジネスローンに関してはそのイメージは当てはまらないのです。
スピードがウリのビジネスローンであれば「最短即日」で融資を受けることも可能です。一般的なカードローンと比べた場合、決算書などの書類が必要になる分だけ手続きに手間がかかりますが、前もって必要な書類を準備しておくなどすれば、いざ必要になった時には素早く契約手続きをすることが可能です。また特に必要が無い状況であっても、限度額内であれば何度でも融資が受けられる場所を選び、もしもに備えて契約しておけば慌てる必要もなくなります。
・本人確認書類
・決算書(法人)
・確定申告書や源泉徴収票(個人事業主・フリーランス)
・事業内容が確認できる書類
申込み先によって異なりますが、ビジネスローンの契約には上記した様な書類が必要になります。借入希望先のサイトなどに必要書類の記載があるはずですので、申込みを行った後は速やかに書類の確認と準備を行いましょう。書類提出が素早く行えるかどうかが、融資までにかかる時間を大きく左右することになります。
ビジネスローンの金利は5%から15%程度が相場です。大きな幅がありますが、同程度の融資を受けたとすれば銀行融資と比較して金利はかなり高く設定されがちです。特に契約してすぐは限度額が低めに設定されており、上限に近い金利が設定される可能性も低くはありません。ただビジネスローンの金利が高いのは無担保・無保証人で契約できることなどが大きく影響しており、銀行融資よりも利用のハードルが低いのが理由と言えます。
ビジネスローンの審査には法人の場合は決算書、個人事業主の場合には確定申告書が2期分求められる場合が多く、これらの書類は審査に大きな影響を及ぼします。銀行融資などと比較して審査が厳しくないと言われるのもビジネスローンのメリットなのですが、創業して間もない企業の場合は実績が評価できず審査に通過するのが難しくなる危険が高くなってしまいます。もちろん審査が通過できないと決まったわけではありませんので、必要であれば相談してみることをおすすめします。
大手でも300万円程度の限度額の場合も少なくなく、限度額の高さが魅力のビジネスローンでも1000万円程度となっています。規模の小さな会社の経営者様が申し込んだ際には上限が100万円以下なってしまうことも少なくはなく、大きな設備投資に利用するなど多額の資金調達を行う際には期待に応えてもらえない可能性があります。
頼りになるメリットだけでなく少し気をつけるべきデメリットもあるビジネスローンですが、
使うべきタイミングを理解していれば資金繰りに大きく役立ちます。スピードや手軽さなどの利点を活かしつつ、金利や限度額などの問題点を考慮して使用することで、ビジネスローンは最大限の力を発揮する様になるのです。
「設備の故障で来週お金が必要になった」と言うような急ぎの状況では、銀行に融資を求めても間に合う可能性は高くはありません。しかしビジネスローンであれば一週間もあれば契約まで進める期待は充分に持てます。他の融資方法よりもダントツで早い融資までのスピードは様々な場面で活躍してくれます。
ビジネスローンの多くは限度額内であれば必要な額だけを自由に借り入れすることが可能です。決して限度額は高くないとしても少額の支払いには充分ですので、いつでも融資を受けられる様にお守り代わりに契約しておくのもおすすめです。個人事業主やフリーランスの方が出張で出かける際などにも、ビジネスローンと契約しておけば大きな安心感を得ることができるはずです。
ビジネスローンの魅力は、融資までのスピードや手続きのしやすさ、銀行融資に比べて審査が厳しくないなどの手軽さです。金利を考えた場合には資金調達のメインとしては利用しにくいかも知れませんが、もしもの時にタイムリーな資金調達を行うには非常に優秀です。急いでいる時や普段からの安心感を得る為に、ビジネスローンの活用を検討してみてはいかがでしょうか?
2021.12.28
資金調達
売掛金の回収代行の手段としてファクタリングがベストな理由とは?
目次売掛金の定義と回収できない場合の対処法売掛金とは?詳しく解説売掛金を回収できない際の影響ファクタリングと債権回収会社(サービサー)の違いファクタリング債権回収会社(サービ […]
2020.10.26
コラム
フリーランスの資金調達
目次フリーランスが資金調達するためのポイント開業届を提出する確定申告をしたことがある王道の資金調達「融資」日本政策金融公庫新型コロナ関連の融資が充実融資までの時間がかかるので […]
2020.10.25
コラム
一括支払信託とファクタリングは何が違う?安全性が高いのはどっち?
目次「一括支払信託」と「ファクタリング」は似ているようで大きく違うどちらも売掛債権(売掛金)を利用した資金調達方法一括支払信託とは?一括支払信託のメリット一括支払信託のデメリ […]
2020.10.20
資金調達
個人事業主の資金調達方法
目次個人事業主の資金調達方法(融資編)日本政策金融公庫日本政策金融公庫の概要日本政策金融公庫の審査・注意点銀行融資銀行融資の概要銀行融資の審査・注意点制度融資制度融資の概要制 […]
2020.10.17
資金調達
ビジネスローンとファクタリングのどちらがおすすめ?
目次ビジネスローンとファクタリングは全く違う!ビジネスローンの特徴即日融資可能なスピードと利便性の高さ金利の高さと限度額の低さに注意ファクタリングの特徴融資に頼らない資金繰り […]