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ファクタリングコラム
2023年8月24日
高齢者向けや児童向けの発達支援を目的としたデイサービスでは「介護報酬債権」が発生しますが、この介護報酬はすぐに受け取ることができず資金繰りの負担となってしまう可能性があります。
しかし「ファクタリング」を活用することで、その問題は解消可能です。
本稿ではデイサービスの資金調達にファクタリングの活用を推奨する理由と、利用することで得られるメリットを中心に解説させていただきます。
デイサービスは日本語では「通所介護」と書き、日帰りで利用できる介護サービスのことを指します。
主な利用目的は下記したような項目となり、高齢者・障害を抱えている方・児童などが利用対象者となります。
・高齢者向けの日常生活支援
・リハビリ目的
・認知症対応型
・児童発達支援
様々な利用目的と対象者に対しての支援を行うデイサービスは、これからの世の中で今以上に必要とされることが間違いない重要なサービスです。
デイサービスはサービスを利用するご本人だけでなく、その家族など周りの方にとっても重要な存在であり、社会的な需要が非常に高いのは間違いありません。
しかし介護事業の倒産件数は残念ながら毎年少なくはなく、多くのデイサービスが赤字経営に陥っているというデータもあります。
コロナ禍の影響は決して小さくはないものの、それ以前でも多くのデイサービスが経営に苦しんでいたのも事実です。
デイサービスは他の業種よりも資金繰りの負担になりやすい要素を抱えているのが、その大きな理由となっています。
デイサービスは競合が多く、利用者の奪い合いが発生しているのも資金繰りを苦しくしている大きな要因です。
利用者が少なくては収益を上げるのは難しくなり、利用者を増やすためには他社とのサービス内容の差別化が求められます。
他社にはないサービスの提供や質の向上のためには最新の設備の導入など多くの費用が必要になり、その結果として資金繰りを圧迫してしまうことがあるのです。
「人材確保」はデイサービスにとって大きな課題です。
質の高いサービスを維持するためには戦力になる人材の確保が重要であり、そのためには他社に負けない給与などを提示しなくては働き続けてもらうことは難しくなります。
しかし給与の増額は、人件費という企業にとっての負担も大きくしてしまうことに繋がります。
ですが人件費を抑えた結果、人材確保に失敗してしまっては事業そのものが立ち行かなくなる危険もあり、人件費はデイサービスにとって悩ましい問題となることが少なくありません。
小規模な事業所が多いデイサービスでは、事務仕事のIT化が進んでおらず人件費の増加を引き起こしている可能性が否定できません。
効率的な業務が行えないと従業員の負担が大きくなり、デイサービスの利用者に対しても迷惑をかけてしまうことになりかねません。
その結果利用者数を減らすことになってしまっては、資金繰りへ悪い影響が出る危険も高くなります。
金融機関から見て競合が多く安定した経営が難しいと考えられやすいデイサービスは、同程度の規模と売上の他業種の企業よりも融資の審査通過が難しくなる可能性があります。
またデイサービスに限ったことではありませんが、開業資金確保に融資を利用した場合、しばらくは融資が受けにくくなる傾向があります。
事業が安定するまでの資金繰りをカバーするために融資を利用するのは容易とは言えず、これもデイサービスの資金繰りを難しくする1つの理由と考えられます。
デイサービスの利用者の自己負担額は利用料の1割以下であり、発生した介護報酬債権は社会保険診療報酬支払基金(社保)または国民健康保険団体連合会(国保連)の該当する機関に対して請求することになります。
しかし請求してから実際に支払いが行なわれるまでに約2ヶ月の期間が必要であり、この期間の資金調達は多くのデイサービスにとって大きな負担となっています。
デイサービスは融資の審査通過が容易ではありませんが、「ファクタリング」であれば他の業種以上に好条件での資金調達が行える可能性が高くなります。
ここからは、融資を含め数ある資金調達の選択肢の中でも、ファクタリングがデイサービス向きだと言える理由と利用するメリットを解説させていただきます。
ファクタリングとは「決済日前の売掛債権を売却し現金化する資金調達方法」のことを指し、利用するためには「売掛債権を保有している」のが必須条件となります。
デイサービスがサービスを提供した際に発生する「介護報酬」は売掛債権の1つであり、ファクタリングに利用していただくことに何ら問題はありません。
つまりデイサービスは、ファクタリングを利用するための条件を満たすことが容易な業種ということになります。
売掛債権を売却し現金化するには、ファクタリング会社の審査に通過する必要があり、審査では「売掛先の信用力」が問われます。
信用力が高い売掛先とは、トラブルなく決済を実行できる可能性が高い取引先となります。
デイサービスにとっての売掛先となる「社保」や「国保連」は公的な機関であることで抜群の信用力を誇り、審査通過しやすいだけでなく好条件での買取りも期待できるのです。
ファクタリングは中小企業や個人事業主が利用しやすく、多くのメリットが得られる資金調達方法です。
デイサービスはそのメリットを他の業種以上に受けられる可能性が高く、さらに利用価値が高まります。
「売掛債権の早期現金化」ができれば、デイサービスの介護報酬が発生し支払われるまでのタイムラグを減らし資金繰りの負担を解消することが可能となります。
ファクタリングは決済日前の売掛債権を現金化するサービスであり、決済日よりも早いタイミングで資金調達を行うことができます。
また最短であれば即日で債権を売却し資金調達を終えることが可能など、早期現金化だけでなく資金調達スピードもファクタリングの大きな魅力です。
そして信用力の高い介護報酬債権は、審査が早く終わる可能性が高く素早い資金調達も期待できます。
「売掛先の信用力」は審査結果に影響するだけでなく、債権売却の重要なポイントとなる「手数料」にも大きな影響を与えます。
ファクタリング会社によってはサイト上に「手数料2%〜10%」などと表示されている場合がありますが、下限の手数料に近づけるためには売掛先の信用力が高いことが必須です。
デイサービスが保有している介護報酬債権の売掛先である「社保」や「国保連」は、これ以上ないほどの信用力を誇り手数料面でも大きな期待が持てるのです。
ファクタリングの利用に関して感じる不安として「売掛先との関係悪化」を心配される経営者様がいらっしゃいますが、ファクタリングは「事業者の資金調達の一手段」として金融庁などにも認められており、利用に後ろめたさを感じる必要はありません。
売掛先が債権売却に対してどう思うかは利用してみないとわからないのが事実ですが、金融庁も認める資金調達方法を利用したことで、「社保」や「国保連」からの対応が悪くなることはありえないのです。
さらにファクタリングには売掛先への通知を行わない「2社間ファクタリング」という選択肢もありますので、どうしても不安を感じるのであれば2社間ファクタリングをお選びください。
デイサービスは融資を受けるのが容易ではないとしても、融資を利用できないわけではありません。
しかし負債を増やす資金調達方法にはバランスシートの肥大化などを引き起こすリスクがあることを忘れてはなりません。
負債額が大きくなると自己資本利益率などを低下させる要因にもなります。
これに対してファクタリングは負債額を増やすことがなく、調達した資金を負債の返済に充てることもでき、決算書の内容や経営状況の改善にも役立てることができます。
・全額が買取対象とはならない可能性がある
・契約期間が設定されることがある
デイサービスに限ったことではなく、ファクタリングには手数料を規制する法律がなく、手数料が妥当かどうかの判断が求められるなどの注意点があります。
上記した2点に関しては、介護報酬や調剤報酬など「社保」や「国保連」が売掛先となる債権を売却する場合に気をつけていただきたい注意点です。
介護報酬を申請しても全額が承認されるとは限らないことから、全額が買取対象にならない可能性があります。
他にも買取契約が単発ではなく、「契約期間」が設定されることがあります。
どのような契約内容になるかは申込先次第ですが、提示された条件はしっかりとご確認ください。
「介護報酬」はファクタリング会社が安心して買取を行える債権であり、審査通過の確率が高まるだけでなく、低い手数料や短時間での債権買取の可能性も高めてくれます。
つまりデイサービスは「お得に便利にファクタリングを利用できる業種」ということになり、ファクタリングによる資金調達との相性は抜群なのです。
デイサービスの経営で資金繰り改善や新たな資金調達先をお探しであれば、是非ファクタリングの利用をご検討ください。
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