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ファクタリングコラム
目次
法人の資金調達手段の1つとしてファクタリングがあります。
その中でも、審査難易度や手数料が安いから3社間ファクタリングがおすすめと聞いたことがあるかもしれません。
そこで今回は、法人が3社間ファクタリングを行うメリットはあるのか、注意点も含めて解説します。
本記事を読めば、自社に3社間ファクタリングが適切なのかが判断できるはずなので、ぜひ参考にしてください。
法人が3社間ファクタリングを行うメリットは以下のとおりです。
・審査が通りやすい
・手数料が安い
・売掛金の送金手続きがない
・悪質・違法業者がほぼ存在しない
・信用情報に影響しない
上記の点から法人でも3社間ファクタリングはメリットが十分にあると判断できます。
では、それぞれのメリットについて具体的に見ていきましょう。
3社間ファクタリングは、審査が通りやすい点がメリットです。
依頼主・ファクタリング会社の間でやりとりを行う2社間契約よりも、売掛先の情報が判断できる分、審査は通りやすくなります。
ファクタリング会社と売掛先が直接やりとりを進めるので、債務不履行を行うリスクは2社間契約より少なくなるでしょう。
ファクタリングを利用したいが審査に通るか不安、と感じている法人の方には心強いメリットです。
3社間ファクタリングは、手数料が安いメリットもあります。
2社間契約をする場合の平均手数料相場は10%〜20%ですが、3社間契約だと1%〜10%が相場になります。
手数料が安いほど、得られる現金が多くなるので、なるべく売掛債権額に近い資金を調達したい方にはメリットとなるでしょう。
3社間ファクタリングで契約すると、自社が売掛金の送金をする手間がなくなります。
売掛金の送金は、取引先が直接ファクタリング会社へ行うからです。
そのため、契約成立後の手間を考えると、2社間よりも3社間ファクタリングのほうが少ないでしょう。
法人によっては売掛債権の管理が徹底されておらず、本来ファクタリング会社へ送金する売掛金を誤って使ってしまったというケースもあります。
こうしたトラブルを避けるという意味でも、売掛金の送金手続きのない3社間ファクタリングはメリットといえるでしょう。
3社間ファクタリングを提供している会社には、ほぼ悪質・違法業者が存在しません。
というのも、契約の手続きにおいて取引先も介入するので、違法がバレるリスクが高くなるからです。
また、依頼主と取引先とやり取りをしなくてもいけないため、手続きの手間を考えると悪徳業者側からすると非効率になります。
そのため、2社間よりも3社間ファクタリングのほうが安全な取引がしやすいのがメリットです。
ファクタリング全般にいえることですが、信用情報に影響を与えない点もメリットです。
法人設立初年度や経営状態が芳しくない法人の場合、信用情報に記載されてしまうと追加融資を受けられない可能性があります。
しかし、ファクタリングは借入ではなく資産の売却にあたるため、信用情報に記録が残りません。
そのため、ファクタリングを利用する分には、今後の融資や借入に影響せず、クリアな経営をしているとアピールができるのです。
法人が3社間ファクタリングを行う際は、以下の点に注意しなくてはいけません。
・入金されるまでが遅い
・売掛先へファクタリングの利用承諾をしてもらう必要がある
・売掛金以上の資金は調達できない
それぞれの点を理解し、自社に3社間ファクタリングが適切なのかを考えていきましょう。
3社間ファクタリングは、2社間契約と比べて入金されるまでが遅いです。
2社間で契約すると、最短即日で入金されることも珍しくありませんが、3社間では1〜2週間ほどかかります。
もし、2〜3日で資金が必要なほど差し迫った状態なら、2社間ファクタリングを選んだほうが安心です。
資金が必要になるタイミングによって、3社間ファクタリングが適さないケースがある点を理解しておきましょう。
3社間ファクタリングを利用するにあたって、売掛先(取引先)へ承諾を得る必要があるのも注意です。
何も知らずに契約を進めてしまうと、突然ファクタリング利用の通知が売掛先へ届くことになります。
もちろん、利用承諾の許可を得ているか確認はされるはずですが、事前に売掛先へファクタリングの許諾をするのが親切です。
決して自社の都合だけで3社間ファクタリングを行わないようにしましょう。
3社間ファクタリングだからといって、売掛金以上の資金は調達できない点も注意が必要です。
3社間ファクタリングは、あくまで手数料が安い傾向にある契約方式であり、売掛債権を売却するのは変わりません。
もし、売掛金以上の資金調達が必要な場合には、融資や借入を行う必要があります。
3社間ファクタリングも万能ではない点を理解しておきましょう。
自社は2社間・3社間のどちらが適しているのかわからない、と悩む法人・事業者も少なくありません。
そこで、ここではケースに応じて適した契約方式がどちらなのかを解説します。
なるべく手数料を安くしたいと考えているなら、3社間ファクタリングがおすすめです。
相場を比べると3社間のほうが安く、得られる資金も多い傾向にあります。
ただし、最近ではオンラインファクタリングによって、2社間契約でも手数料が安い場合もあります。
そのため、オンラインファクタリングか3社間ファクタリングのどちらが手数料を抑えられるかに絞って、会社選びをするのがいいでしょう。
取引先との信頼関係が十分に構築できている場合は、3社間ファクタリングを検討してもいいでしょう。
3社間ファクタリングは、取引先を含めて契約を進めていかなくてはいけないため、協力が必要不可欠です。
信頼関係が十分に構築されていないと、ファクタリング利用を断られてしまうでしょう。
中には、ファクタリングを利用する法人とは取引できないと、信用を損ねてしまう可能性もあります。
そのため、3社間ファクタリングを行う際は、信頼関係を築いている取引先との売掛債権を使用するようにしましょう。
資金が必要な時期が差し迫っている場合は、2社間ファクタリングのほうが適しています。
特に2〜3日しか猶予がない状態では、3社間ファクタリングでの資金化は間に合いません。
そのため、自然と2社間契約で資金調達をする流れになるでしょう。
2社間ファクタリングのメリットは、最短即日で入金してもらえる点です。
融資や借入よりもスピーディーに資金調達できるのは、2社間ファクタリングに軍配があがることを覚えておいてください。
審査書類を少なくして手間を解消したいなら2社間ファクタリングがおすすめです。
独立系のファクタリング会社は、さまざまな特徴を持っており、中には少ない審査書類で利用できるところもあります。
3社間ファクタリングの場合は、どの会社でもあまり審査書類の数は変わらないため、準備にかかる手間は同等と考えておきましょう。
ここでは、法人の3社間ファクタリングに関してよくある質問についてまとめました。
取引の性質上、3社間ファクタリングは必ず通知されるため、売掛先に知られずに契約するのは不可能です。
手数料を抑えたいという理由で3社間ファクタリングを選ぶのであれば、オンラインファクタリングを検討しましょう。
法人成りや設立したての法人でも3社間ファクタリングは利用可能です。
融資や借入とは異なり、ファクタリングでは売掛先の社会的な信用度が審査において重要になります。
もちろん、継続した取引があることが大前提ですが、利用するにあたって自社の実績や経営状態は大きな影響を及ぼさないので安心しましょう。
今回は、法人が3社間ファクタリングを行うメリットと注意点について解説しました。
3社間ファクタリングは手数料が低く、比較的審査に通りやすいため、取引先から承諾が得られるならおすすめの契約方式であることがわかってもらえたはずです。
3社間ファクタリングの利用に悩んでいる場合は、メリットと注意点をふまえて、本当に自社に最適かを判断しましょう。
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